今年のダービーを制したのは、マカヒキ。ダービーオーナーは、キングカメハメハ(04年)、ディープインパクト(05年)に続く、3度目となった金子真人さん。ダービートレーナーは友道康夫先生。そして、ダービージョッキーは川田将雅騎手です。

 優勝後のインタビューでは、「まだ実感が湧きません」と男泣きしていましたが、僕がそうだったように(笑)、おいしいお酒を飲みながら、じわじわと込み上げてくる喜びをかみしめているはずです。皆さんも、彼を見かけたら、〝ダービージョッキー!〞と声をかけてあげてください。それが、勝った者だけに与えられる最高の勲章ですから。

 気持ちを切り替えて、今週末は、再びアメリカへ。ラニとともに、米三冠の最後の一冠、「ベルモントS」に挑みます。距離は三冠で一番長い2414メートル。広々としたベルモントパーク競馬場のコースもラニ向きです。終わったことは振り返らず、いつでも、前へ、前へ。胸を張って、次なる戦いに向けて準備を整えます。最後に――急逝してしまったカネヒキリに合掌。

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