どういった場合にお得になるのか? それは「交換ギャップ」がある店で打つ場合です! 

 交換ギャップとは、玉を借りる時と、出玉を景品に交換する時で、玉の価値に差が生じること。パチンコを遊ぶには、まずパチンコ玉をお店から借りなければなりませんが、この時の貸玉料金は、日本全国どこの店も基本は1玉4円(いわゆる1パチなどの低貸営業を除く)。しかし景品に交換する時には1玉=4円未満、具体的には3.57円以下になってしまうルールの店が結構あるのです。

 打つ時に、250玉を借りるためには1000円が必要になります。しかし、交換率が1玉=3.57円のホールで打った場合、特殊景品に交換する時に、1000円で借りられた250玉は約893円の価値まで下がってしまう。これが交換ギャップです。実はそういった店では、現金投資がかさめばかさむほど、勝ちからは遠のいてしまうんですね。交換ギャップがある店では、なるべく早く現金投資をストップさせ、持ち玉での遊技に移行することが常勝ルートなのです。

 先ほどの説明の通り、出玉を一度交換してしまうと交換ギャップにより損が生じてしまいます。しかし、交換せずに出玉をそのまま使って打ち続けることができれば、損は生まれませんよね? 例えば、3.57円交換のホールで大当たりを引き、1000玉の出玉を獲得したとします。そのまま交換すれば3570円となりますが、そのまま打ち続ければ4000円分のまま。すなわち、持ち玉で打ったほうが圧倒的に有利なんです!

 話を元に戻しましょう。ではなぜ交換ギャップのある店で「ノリ打ち」するのがお得なのか。複数人のグループで打てば、誰かが大当たりを引ける可能性は高くなりますよね。つまり、1人の時よりも早く大当たりにたどり着く。そして誰かが出玉をゲットできた時に、その玉をグループ内みんなで使って打てば、よりお得に立ち回ることができる、というわけ!

 持ち玉を友人間などで分け合うことを、パチンコ用語で「出玉共有」といいます。出玉共有は多くのホールで採用されているルールですが、店によってはNGのところもあります。出玉共有が可能かどうかは、店内の壁や台と台の間に掲示してある「共有OK」「共有NG」と書かれたポスターやシールで知ることができる店が多いですが、特に何も掲示していない店もあります。その場合は、店員さんに直接確認すれば教えてくれるので、必ず聞いてその店のルールを守るようにして下さいね。

 気心が知れた仲間とのパチンコは、それだけでも楽しいものですが、出玉共有を活用すればより堅い勝利に近づけます。もし、1人で打ちに行っていつも負けてしまう……なんて方がいたらぜひ試してみて下さいね!

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