レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第43回 『ガンダム』パチンコの楽しみ方

 数年前まではパチンコ台のテレビCMがバンバン放送されていたのでご存知の方も多いかと思いますが、『北斗の拳』『ルパン三世』『ヱヴァンゲリヲン』などを筆頭に、最近のパチンコ台は、そのほとんどが「版権モノ」です。

 逆に有名なアニメなんかは、パチンコ化されていないもののほうが少ないくらい。アニメに限らず、映画やドラマに歌手、最近じゃAKB48までもがパチンコ化される世の中ですから、みなさんの中にも、大好きな作品やアーティストがパチンコ化された、なんて方も多いんじゃないでしょうか。

 そして、思い入れの強い作品がパチンコ化された日には、ちょっとモヤモヤするものを抱えながらも、とりあえずは打ってみますよね。かく言う私も、思い入れが強いアニメやアーティストがパチンコ化された際には、良い所も悪い所もひっくるめて好きになれるまで打ちこみます。

 今までで言うと、『ピンク・レディー』『X JAPAN』『T.M.Revolution』『機動戦士ガンダム』がそうですね。『T.M.~』以外の3機種に関しては、所属するパチンコ攻略誌で“機種担当”を任せてもらえたので、誌面作りや原稿、データ取りの仕事もこなしていたんです。直接ご本人と仕事をするわけではありませんが、熱烈に好きなものと仕事を通して関わることができるのは、私にとってはこの仕事の醍醐味でもあり、最高に嬉しいことなんですよね。

 そして今年の3月になりますが、『機動戦士ガンダム』シリーズのパチンコ3作目となる『CRF.機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-』(SANKYO)が導入されました。

ガンダム
CRF.機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-
(SANKYO)
(C)創通・サンライズ

 残念ながら巷の人気的には、同時期に導入された『ぱちんこCR真・北斗無双』に軍配が上がってしまった感が否めませんが、私は断固として『ガンダム』を推しています!

 なんなら、今までのシリーズ3作の中で、一番出来が良いと思っているくらい。この台を作ったSANKYOさんは、数あるメーカーの中でも一二を争うレベルで、版権の世界観を大事にパチンコへ落とし込んでくれる会社です。この最新作では、より『ガンダム』を丁寧にパチンコ化してくれていると感じました。

 むしろ原作を大事にし過ぎるがあまり、原作を知らないパチンコファンを置いてきぼりにしているんじゃないかと不安になるほど。たとえば、ロボット系版権のパチンコ台でリーチ演出と言えば、バトルに勝利→主役ロボの決めポーズをバックに図柄が揃うって流れが一般的。にも関わらず、今回の『ガンダム』では主要リーチの多くで、大当たりの瞬間が「戦死シーン」なんだもん。つまり大当たりの瞬間に、誰かが死ぬ(笑)。激アツのストーリーリーチのタイトルが「ガルマ散る」だったりしますしね。

 あとは、シャリア・ブルが主要リーチに採用されていたり、ザクレロがほんのりアツいリーチに登場したり。こんな、原作好きでも忘れかけているキャラやモビルスーツがちょっと“アツい”なんて、他の機種じゃ考えられないですよ。ガンダム好きがガンダム好きのために作った台だからこそじゃないかなって、思うわけです。

 ではそもそも、なぜ世代じゃない私が『ガンダム』にハマったのか?

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