能年玲奈「小泉今日子の舞台で復帰?」“のん”の大逆襲が始まる!?の画像
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 “長いものには巻かれろ”とは言うが、そうしなかったばかりに、じぇじぇじぇな目にあった国民的人気女優が反攻に出た!

 <心機一転、またお仕事を頑張っていけたらなと思っています。> 7月14日発売の『週刊文春』のインタビューで、笑顔で力強くそう語ったのは、2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』の大ヒットで国民的人気者となった女優・能年玲奈(23)。

「その勢いのまま、一気にトップ女優へと駆け上がっていくものと思われましたが、その後は『ホットロード』『海月姫』の2本の映画と、ドラマ『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)に出演しただけでした」(芸能記者) 他の仕事でいえば、CMやラジオなどで、いまいちパッとしなかった彼女。「そんな状況が続く中、彼女の名前が世間に大きく伝えられたのは“洗脳、引退危機”といった、週刊誌、スポーツ紙の報道でしたから、衝撃を受けましたね」(テレビ誌記者)

 昨年4月、騒動を報じた多数のメディアによると、能年は、彼女が“生ゴミ先生”と慕う、演出家で魅力開発トレーナーの滝沢充子氏の洗脳下にあり、所属事務所からの独立を企て、個人事務所『三毛andカリントウ』を設立。これが業界のルールに反した行為であるため、事実上の“芸能界追放”となるのでは、と書き立てられた。

 そんな中、唯一、能年擁護の立場を取ったのが、今回、能年の担ぎ出しに成功した『週刊文春』だった。「文春(15年5月7・14日合併号)は、新事務所は独立のためではなく、能年の描いた絵などを販売する目的の会社で、事務所との契約には抵触しないという能年サイドの主張を掲載。事務所の待遇、対応によって、能年が不信感を募らせていった経緯についても克明にレポートし、彼女の“私は仕事をしてファンの皆さんに見て欲しいです。私は仕事がしたいです”という悲痛な叫びを載せました」(女性誌記者)

 同誌によると、彼女は『あまちゃん』が社会現象となる中にあっても月5万円という薄給で、その後は、<玲奈の態度が悪いから、オファーが来てない。今後は単発の仕事しか入れられない>などと通告され、彼女がファンだった『進撃の巨人』映画版への出演オファーも、事務所に勝手に断られていたという。

 双方の主張は大きく食い違っていたが、ドラマや映画のキャスティングに絶大な影響力を持つ所属事務所に対して、滝沢氏とたった2人で戦いを挑む能年は、明らかに分が悪く、まったく女優活動ができなくなっていた。「そんな能年の久々の肉声とあって、今回の文春のインタビューに、ファンは“待っていたよ!”と、更新の止まっていたブログは『おそ松さん』コスプレ以来の盛り上がりで、コメントが殺到しました」(前同)

 さらに彼女は7月15日発売の『FRIDAY』に、巻頭カラー8ページぶち抜きで登場。活動休止中も、意外にも楽しく過ごしていたことを語るとともに、<能年……ではなく「のん」になりました。ちょっとトボけた感じですが、ひらがなで「のん」です>と、改名して今後の芸能活動を行うことを発表し、世間をアッと驚かせた。

 だが、この2誌の内容をよく読むと、元気そうな笑顔と楽観的で前向きな発言とは裏腹に、彼女の置かれた状況が変わらず厳しいものであることがよく分かる。文春では、インタビュアーの阿川佐和子に、<今後の仕事の予定はどうなってるの?>と聞かれると、<演技の仕事は声をかけていただかないことには始まらないので決まっているものはあまりないんですが>と話しており、またFRIDAYでも、<現状、お仕事は何も決まっていません>と明言。再出発をアピールしながら、ドラマや映画の仕事のオファーがないことを認めているのだ。

 芸能リポーターの川内天子氏は、こう話す。「所属事務所とのトラブルを抱えたままの女優さんには、共演者の事務所がいい顔をしませんから、今の状態のままではオファーが来るのは、正直、難しいんじゃないでしょうか。能年さんサイドにも、きっと言い分はあると思うんですけど、雑誌の取材に応じる前に、まずは具体的に解決への道筋をつけることにもっと力を注ぐべきだったような気がするんです」

 実際、所属事務所はこうした能年の動きに、むしろ態度を硬化させている雰囲気がある。「事務所のホームページには、今も能年のプロフィールが掲載されたまま。昨年4月から彼女と話し合いができずに仕事が入れられなかったとして、その15か月分の契約延長を求めていることが明らかになりました。さらに、本名にもかかわらず、“能年玲奈”を名乗っての芸能活動には事務所の許可が必要であることを、本人に警告していたことも分かっています。“のん”への改名は、この警告を考慮してのものでしょう」(芸能プロ関係者)

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