スーパーで安いお野菜を選んだり、安売りタイムに駆け込んだり、節約のために頑張る主婦を見習いたいものだが、なかなか男にできる芸当ではない。「食費に関しては、(7)男性はご飯だけは自分で炊けばよいと思います。コンビニのお弁当にしても、ご飯つきは600円以上します。でも、お惣菜などのオカズだけなら300円ほどですますことができます。単に白米があるかないかで、2倍も値段が変わってくるんです」(同) 確かに、お米を炊く程度ならできるはず。これくらいは面倒くさがらずにやってみよう。

 ここまででも、ザックリと支出が抑えられたが、まだまだ絞れるところはあるのだ。その一つが(8)生命保険だ。保険は大事だが、「まったく必要がない。大手保険の商品で加入者の“万一の保障”に当てられる部分は、保険料のわずか35%に過ぎないんです。また、多額の保険料を支払っていても、免責条項で不払いになることが多く、見合うメリットがないのが現実です。それなら不動産投資などの他の手段で資産運用したほうが、よっぽど得です」(前出の神樹氏)

 医療保険や、がん保険なども要注意。「高額治療が必要な病気は、1000人に1人かかるかどうかの割合なんです。でも、保険会社は万が一の可能性を大げさに話して、加入させようとするんです」(前同) 1000人に1人の病気にかかれば、潔く諦めるのが男というものか!?

 さらに、マイカーは持たないほうがいいという。「もちろん、車が必需品の地方の方なら仕方ないんですが、(9)交通網の発達した都会に住んでいる限り、車は必要ない。13年間、マイカーを維持するだけで、実は1000万円以上の出費があるんですよ」(同)

 そして最後に、男の資産形成術で最も“オトコらしい”のが(10)副業だろう。 削るだけでなく、新たに金を生み出す。生産性のある男でありたいものだ。オススメの副業はコレ!「犬の散歩代行業です。その名の通り、飼い主に代わって犬の散歩をするサービスです。料金は犬1頭につき1回2000円~3000円で、散歩時間は30~40分。毎日、早朝から近所の犬3頭を順番に散歩させてから勤め先に出勤するだけで、月額30万近い収入になるんです」(同)

 宣伝も簡単だ。自分でチラシを作り、犬のいそうな家にポスティングすればいいだけ。それ以外にも「墓石クリーニング代行業」や「アパート巡回・清掃サービス業」「出張パソコンレッスン」など、個人で出来る副業は多い。誰にでもできることばかり。明日から、さっそく取り組もう。

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