――すごいですよね、やっぱり。ちなみに同じ舞台の上に立って見る志村さんは、どんな感じですか?
磯山:そうですねー。一番驚くのは、役に一気に入り込まれるんですね。普段はすごく優しくて温厚な方なのに、舞台に立った途端、お爺ちゃんにもお婆ちゃんにも“変な人”にもなるんですね。私は同じ舞台に立たせてもらいながら、これこそ“生きるレジェンド!”と思うときばかりです。
――おおっ。で、舞台が終わると、志村さんをはじめ、共演者の方たちと飲みに行くんですか?
磯山:はい! そこで舞台に関しての話をするんですね。“あの場面は、もう少し声を大きくしたほうがいいんじゃないか”とか、志村さんからダメ出しをされるときもあります(笑)。
――反省会なんですね。
磯山:そうですね。反省点もあるし、もっと面白くするための言葉や言い回し、アドリブなんかを話し合ったりもしています。
――そういう時間は必要ですよね。
磯山:本当に、そう思います。昔は舞台や収録が終わったら、そうやって、みんなで飲みに行って、話し合っていたそうです。でも、最近の若い人はあんまり、そういう飲み会にも参加したがらないみたい。
――一般社会でも、上司が飲みに誘っても、“オレはいいです”と帰る若い奴が多いんですよ~。
磯山:私ももともと、あまり飲みに行かないほうだったんだけど(笑)。志村さんの舞台に出させてもらうようになってから、考え方が変わりましたね。やっぱり、お酒の席だからこそ、聞けることもあると思うし。
――ですよね。
磯山:とはいえ、飲み過ぎには注意です。志村さん、お酒強いからなぁ~。同じペースで飲んじゃうと、次の日が大変(笑)。
――あまり強くないの?
磯山:けっこう飲むほうだと思うんですけどねー。やっぱり、年なのかなぁ。7年前は、どんなに飲んでも大丈夫だったのに~。
――すっかり「年」を感じている礒山さんだけに、そろそろ結婚も……?
磯山:結婚ね~。“できたらいいなぁ”って、ずっと願望はあるんですけどね。そうですねぇ……うーん、うーん。30代が終わるまでにはできたらいいなぁ。
――しみじみと語りますねー。どんな人が理想の結婚相手ですか?
磯山:理想かぁ~。ほどよく出張してくれる人です。
――え? どういうこと?
磯山:毎日帰ってこられたら、ストレスが溜まりそうじゃないですか。やっぱり、一人の時間も欲しいですし。
――まあ、ずっと一緒にいると、喧嘩もしやすいですよね。
磯山:だと思うんです。私は好きな人と一緒にいると、間違いなく尽くしてしまうほうなんです。でも、それがだんだんストレスになりそうで……。
――頑張っちゃうんだ?
磯山:はい。だから、あんまり家にいない人がいいな、って(笑)。それに会う時間が少ないほうが、“会いたい”って気持ちも強くなる感じがします。
――マンネリもしない。でも、“たまにしか帰ってこない旦那”って、なかなかいないような。ある意味、理想が高い!
磯山:そうですよね(笑)。あくまで理想ですから!
――じゃあ、今まで、その理想に近い男性と出会ったことはありますか?
磯山:この人と結婚したい、と思ったことはあります。
――おっ!
磯山:といっても、おつきあいしていたワケでもない、男友達なんですけどね(笑)。一緒にいて楽でしたし、人として好きだったんです。
――で、その男友達とは?
磯山:ちゃんと、その当時からつきあっていた彼女と結婚されました(笑)。
――ええ? そのあたりの話を、もっと詳しく聞きたいのに~……残念ながら、お時間のようです。磯山さん、お忙しいですね。
磯山:アハハ。おかげさまで。ありがたいことです。
――では、最後にデッカイ夢を語ってください!
磯山:夢かぁ(笑)。でっかくはないけど、1回でいいから家庭を持ちたいです。失敗して、離婚しちゃってもいいから!
――ある意味、デカイ夢です。ありがとうございました(笑)。
「もう年だからね~」という言葉が何度も聞かれた今回のインタビュー。でも、年齢を感じているアラサー美女の寂しそうな呟きに妙な色気を感じたのは記者だけでしょうか。活字を読んで妄想力も鍛えている磯山さんの今後の“大人の女っぷり”に期待しています。
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