森本レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第49回 サラリーマンが勝てるのはパチスロ? それともパチンコ?

 マナとカナ、JOYとユージ、「BUMP OF CHICKEN」と「RADWINPS」。世の中は、ありとあらゆる似て非なるものであふれています。若い子がすべて同じに見えるウチの父が、いまだに大島優子と高橋みなみを区別できないのと同じように、パチンコを打たない人にとってみれば、きっと「パチンコ」と「パチスロ」も同じようなものなのでしょう。しかし、パチンコとパチスロもまた、似て非なるものなんです。

 たとえば、私。曲がりなりにも“パチンコ”ライターを名乗っているくらいなので、パチンコに関してはそれなりに知識はあるつもりです。しかし、パチスロに関してはド素人、いやそれ以下かもしれないですね。CSのパチンコ系番組などで、たまにパチスロを打つこともありますが、ふだんはさほど打たないですし、いまだに「目押し」ができなくて、しょっちゅう小役を取りこぼしちゃいます。収支だってもちろんマイナスだし(笑)。

 もともと、初めてギャンブルに触れたのがパチンコで、パチンコライターになる以前から打っていたのはパチンコばかり。パチスロはといえば、空前の大ブームを巻き起こした4号機『パチスロ北斗の拳』を“触ったことがある”程度。パチスロは、ほとんど打ったことがなかったといってもよいくらいです。

 そんな私が、パチスロを打つことになったキッカケは、『レオ子の勝ちパチ7!』というラジオ番組へのレギュラー出演でした。新台を紹介するコーナーがあったのですが、そこではパチンコだけでなく、パチスロの新台についてもコメントをしなければならなかったのです。当時は、パチスロの大事なところはまったく分かっていない状態。さすがに、パチスロの何ぞやも知らずに話ができるはずもありません。

 それではさすがに仕事にならないと思い、勉強のためにパチスロも、多少は打つようになったんです。ただ、今でもプライベートで打つのはもっぱらパチンコ。仕事のために始めたのか、趣味として好きで打っていたのかでも大きく違うんだと思いますが、やっぱりパチンコのほうが好きですね。

 実は、我々パチンコ&パチスロライターの中でも、その両方がプロレベルに達しているような人は、本当にごくわずか。もちろん、両方に詳しい人もいるにはいますし、パチンコ・パチスロの両方で立ち回れたほうが、プラス収支を叩き出すためには確実に有利です。

 より勝ちやすい台を見つけるためには、一台でも打てる機種の選択肢が多いほうが良いですからね。でも、パチンコとパチスロの二刀流を実践するには、すさまじい知識量と経験値が必要。まさに大谷翔平レベルの偉業です。それだけ、パチンコとパチスロはまったく異なる性格を持っているのです。

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