あえば氏によれば、これは、中国、ロシア、そして北朝鮮やISISの対米諜報部員や軍関係者さえも知らない重大機密情報。それをヒラリー氏は、自慢げに話してしまったというのだ。「この大失言には、国防総省もNSA(アメリカ国家安全保障局)も怒り心頭です。この失態で、ヒラリー氏には“大統領不適格”という烙印が押されつつあり、支持率のシフトも起き始めています」(同)

 盤石に見えたヒラリー氏だが、「内実はボロボロ」と、あえば氏は続ける。「まず大きいのが彼女の健康問題。今年の9・11の追悼式中にヒラリー氏が倒れ、スタッフに両脇を抱えられながら車に搬送される映像が全世界に流れましたが、彼女の体が相当参っているのは間違いないですね」

 テレビ討論会でも、発言が終われば、すぐにイスに座ってしまうヒラリー氏の姿があったが、「私たちがつかんでいるのが、彼女が神経系の病気を抱えているということ。確定されてはいませんが、パーキンソン病や認知症という病名が挙がっています。もし、ヒラリー氏が勝っても、激務の大統領任期4年間を全うできるとは思われません」(前同)

 一方のトランプ氏は、意気軒昂。古希を迎えたにもかかわらず、「毎日のようにプライベートジェットで州をまたぎ、6000~1万人規模の集会を1日3回も行っている」(同)というから、そのタフさには驚かされるばかり。

 さらに、トランプ氏には最大の“秘策”がある。それは、ヒラリー氏が怯える“電子メール爆弾”問題を突くこと。これまで、内部告発サイト『ウィキリークス』が、ヒラリー氏が国務大臣時代に職務上のメールを個人のメールサーバーで行い、国家を危機に晒した可能性を暴露し、問題になっているのだが、

「10月25日、経済紙ウォールストリートジャーナルが、ヒラリー氏に近い団体がFBIの幹部を夫に持つ女性に、選挙活動資金として50万ドルを献金していたことを報じたんです。この幹部はその後、ヒラリー氏の私用メール問題の捜査を監督する立場になった。つまり、金でメール問題の捜査を封じた可能性があるということ。ヒラリー氏に説明責任が問われるのは必至です」(経済誌記者)

 過激な発言の数々に、告発者が次々と現れる女性への問題行為疑惑を抱えながら、ダンプカーのように突き進むトランプ氏。息も絶え絶えの中、黒い疑惑が出始めたヒラリー氏。はたして第45代アメリカ大統領に就くのは――!?

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