一つめは、今週末、東京競馬場を舞台に行われるビッグレース「ジャパンカップ」。パートナーは、北島三郎オーナーのキタサンブラックです。
創設は僕が小学生だった81年。最初の10年は圧倒的に外国馬優勢(8勝)で、これが世界だ!というのを、これでもかと見せつけられたものでした。それが近年では力関係が一変し、ここ10年は日本馬がワン、ツーを独占しています。
理由は……細かく分析すればいろいろあるのでしょうが、一番に挙げられるのは、日本馬が強くなったことです。飛行機による長距離輸送、検疫、環境変化……それがなければ、日本馬は十二分に世界に通用するという証です。
今年、そういったハンディを乗り越え、それでも挑戦してきた外国勢3頭には心から敬意を評します。ただ、勝負は別。狙うのは頂点だけです。
今週は、ケイティブレイブで「浦和記念」(22日・浦和)。ネコワールドで「兵庫ジュニアグランプリ」(23日・園田)と続き、「ジャパンカップ」が行われる27日には、あのゴールドシップの全妹フラワーシップ(父ステイゴールド、母ポイントフラッグ)のデビュー戦(芝1800メートル)も予定されています。
野球も、サッカーも、大相撲も終わり、いよいよ競馬一色になるこの時期。武豊ウィークのスタートです。
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