◆パターン2:『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』
 この機種では、前日500ゲーム以上のハマリで閉店した台を探します。ゲーム数が深ければ深いほどいい。この『凱旋』の天井ゲーム数は、最大1480+前兆で1500ゲーム。そこに到達すれば、2分の1の確率でSTが80%でループする当たりとなり、80%ループに応じたSTストックを得ることができます。

ミリオンゴッド-神々の凱旋
ミリオンゴッド-神々の凱旋-
(ユニバーサルブロス)
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

 そして、もしリセットされていた場合は、そこで新たに天井ゲーム数が設定され、10%で510ゲーム、90%で1000ゲームが選ばれるという特殊な状態になるわけです。つまり、500ゲーム以上ハマって閉店している台を朝から攻めれば、どんなにハマっても1000ゲームまで、ということになります。

「いや、1000ゲームハマったらドカンと負けてるでしょ?」と思うかもしれませんが、そもそも『凱旋』は“うれしい事故”を起こしてナンボの台。想定している最大天井まですんなり行くときは負けて当然。それでも80%ループから出玉爆発の可能性が残るうえに、普通に打つより500ゲームも天井が浅くなるわけです。そうやってるうちにプレミアムフラグの「GOD揃い」を引いたりもするし、10%の510ゲーム天井に引っかかったりする。その恩恵は想像に難くないでしょう。

 この2つの戦術で、僕自身かなりの収支を叩き出しております。『沖ドキ!』のほうはなかなか条件に合う台を見つけられることは少ないですが、『凱旋』のほうはバシバシ見つかります。それを繰り返しているうちに、僕の『凱旋』収支は機種別でトップの数字。もちろん僕が『凱旋』と非常に相性が良く、大きな“うれしい事故”を誘発してきたというのもあります。しかし、その事故さえも、こうして打つ理由がなければ起こらなかったわけです。そして事故を起こせなかったときにようやく発動する「備え」によって軽減されてきた負債が、後々になって生きてきた結果だと思うわけです。

 どんなに客に厳しい店でも、前日最終ゲームさえ分かればやりようがある。僕はそう思っております。朝イチの店選びに、データカウンターの性能を考慮する価値は十分ございます。「ないよりはマシ」が、勝負を分けることもある。大事なのはそれを信じて繰り返し挑むことです。

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