プロ野球「オフの激ヤバ話」覆面座談会~スポーツ紙に載らない最新ウラ話の画像
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 FA戦線も、ようやく一段落。ドラフトで指名されたニューフェイスの入団会見、選手たちの契約更改、ペナントを回顧する記事が紙面を賑わせる他は、ベタ凪の雰囲気の野球界。だが、水面下では激しい暗闘が繰り広げられているという。そこで、球界を知り尽くした4人の論客が大集合。新聞には書けない、とっておきの最新裏話を披露してもらった。

◆座談会メンバー
記者A:野球取材歴30年の大ベテラン記者。球界や各球団の重鎮と太いパイプを持つ
記者B:野球記者歴24年。複数球団の番記者を務め、フロントや球団職員とも親密
記者C:全国紙運動部の記者で野球記者歴9年。他部署での経験もあり、視野は広い
記者D:野球専門誌の記者を務めて7年。現役選手とフレンドリーに接している

A やっぱり、今年の球界の話題と言えば、イの一番に取り上げなきゃいけないのは、日本ハムの大谷翔平だろうね。

B 投げては10勝、165キロの速球。打っては打率.322、22本塁打の大活躍で、日本ハムを10年ぶりの日本一に導いた功労者だからね。MVP獲得も当然だ。

C でも、MVPはいいとして、投手と指名打者の2部門でのベストナイン獲得は、どうなんでしょう。規定打席にも規定投球回数にも達していない選手を、選考のルールを無理やり変更してまで持ち上げるのは、どうかと思いますよ。

D 投票するのは記者たちだから、話題作りになるネタが欲しかったんでしょ。

B だけど、これでまた大谷の商品価値は上がったね。噂では、来オフにはポスティングでのメジャー移籍は確実だとか。

C ああ、例の“5年密約”って話ですね。

A でも、ポスティングのルールが変わった今、日ハムとしては不満だろうね。だって、ダルビッシュのときは50億円近い金が入ったのに、今じゃ上限が20億円だから。そんな安い金額じゃ売れないって気持ちも、あるんじゃないか。

B でも、MLBは、あのシステムを変えるつもりはないだろうね。前のルールは、明らかに日本の球団が有利だったんだよ。ダルのときだって、2番目に高かった入札金額は10億円程度だったっていう噂だから。

C レンジャーズは、40億円もムダに日ハムに払ったってこと!?

D 知り合いの記者が大谷の本心を聞いてみたら、もともと、大谷を獲得するための方便だったはずの二刀流に、彼自身がハマっちゃったらしいんです。“メジャーで二刀流ができないなら、日本で極めたい”とまで言っているとか。

A 本当かよ。このまま活躍し続けたら、日ハムが年俸払い切れるわけないだろ。年俸が上がってきた選手を、すぐに放出する球団だよ。

B 日ハムはメジャー的というか、シビアだよね。ダルもそうだけど、小笠原、小谷野、糸井……年俸が高くなると、どんな主力でも平気で出しちゃう。

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