このレースも勝ちたい。あのレースにも勝ちたいとあれこれ夢を膨らませていた2016年も、気がつくと残り1週間を切ってしまいました。皆さんにとって、どんな一年でしたか。
まぁまぁかな。
いつもと変わらないね。
最高の一年だった!
思いは人それぞれでしょうが、独身の方も、家庭を持っていらっしゃる方にとっても、あとやらなければいけないのは、年賀状の宛名書きと大掃除……というところでしょうか。
自慢できることではありませんが、結婚して以来、家のことは何ひとつできない(?)、いや、してこなかった僕にできるのは、残された最後の大一番――29日、大井競馬場で行われるJpnⅠ「東京大賞典」で勝利を挙げることだけです。
僕が初めて、このレースを勝ったのは02年。パートナーは、サンデーサイレンス産駒で唯一ダートG1を勝っている、ゴールドアリュールでした。
なかなか大井では勝つことができず、この年の7月に行われた「ジャパンダートダービー」が初めての勝利。このときのパートナーもゴールドアリュールで、しかも、エスポワールシチー、スマートファルコン、コパノリッキーといった彼の仔どもたちともコンビを組むなど、深い縁を感じる馬の一頭です。
一度出ると、ケチャップのようにドバドバ出ると言ったのはサッカーの本田圭佑選手ですが、2度目は、その翌年で、パートナーはスターキングマン。ちょっと一休みして4年後に、ヴァーミリアン。10年、11年は、スマートファルコンで連覇。これまでに5度、このレースを勝っています