「一般論だけど、芸能人は専門の“バイヤー”からクスリを買う。もしくは、信頼できる友人。それが、直接買っていたわけだから、それだけクスリ漬けになっていたということ」

 14年5月、ASKAが逮捕されると、薬物事件に絡んだとしてX氏も逮捕される。X氏は不起訴処分となった現在、それまで住んでいた関東を離れ、東北に移り住んだ。

「事件後、東北に移ってきたのは、震災関係の仕事がたくさんあったから。こっちに来て、もう2年が経つ。その間、ASKAとは連絡を取っていない。だから、彼がどうしているのか分からない……。ただ、聞いた話では、最初に逮捕されたあとに、その弱みにつけ込もうとして、いろいろな“誘惑”が寄ってきていたみたいだ」

 90分にわたってX氏から聞いた内容は、かつてのASKAの常習性を確信させるものだった。一方で、先の2回目の逮捕は不起訴となっている事実がある。

「当局は違法薬物入手の2つのルートを重要視し、そこに絞って捜査を進めていたようです。一方で、自宅や車から、そもそもの現物や道具が見つからなかった。しかも、尿をASKAのものと証明することもできない。このままでは公判を維持できないと踏んだようです」(全国紙社会部記者)

 2回目の逮捕直後に取材を進めていると、ASKAと裏社会のつながりを断とうとする、周辺の動きもあったようだ。「相方のCHAGEが、ASKAの“裏の知人”の元を一人で訪れ、“これ以上つきあわないでください”と懇願したようなんです。一度目は相手にされなかったものの、もう一度訪れ、その“誠意”に応じて、絶交を約束したというんです」(前同)

 ASKAは釈放後のブログで<まだ語ることなできない理由があります>(原文ママ)と述べるが、彼を信じてくれる人に向けて、騒動の説明をする必要があるのではないだろうか。

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