――なるほど、つい本音が出てしまった?
橋本 いえいえ、その発言に対しては後悔しているんですよ。希望や理想を言えば、お給料は高いほうがいいですけど、実際は別に。好きになった人であれば、気にはしないです。
――うれしい言葉です。でも、結婚生活を送るうえでお金って重要ですからね。
橋本 そうなんですよ。既婚の方に“結婚っていいですか?“(結婚するなら)どんな人がいいですか?”って相談すると、多くの方が“愛なんかなくなるんだからお金だよ”って、おっしゃるんですよね……。
――そういう話を聞くと、影響されますよね。
橋本 私も貧乏な時代があって、大変な思いをしましたし、東京で生活していくのはやっぱり、お金がかかりますから納得しちゃうところはありますね。
――そういう現実や先ほどの既婚者の話を聞くと、結婚って大変だと思います?
橋本 思いますね。難しいですよね、他人とずっと一緒に暮らしていくっていうのは。でも、私の両親が何かしらの壁をいくつも乗り越えて、今はすごい仲良しなんです。そういうのを間近で見てると、パートナーは欲しいなって思います。
――理想のプロポーズは?
橋本 シチュエーションとしては混浴温泉かな。
――混浴温泉ですか!
橋本 プロポーズっていうと、よく高層ホテルの高級レストランというのがありがちだけど、ちょっと格好つけすぎだなって、引いちゃうんですよ。(男性が)背伸びしすぎだなって。
――頑張りすぎちゃうのはよくないと?
橋本 でも、その気持ちはすごくうれしいんですよ。私が温泉好きっていうのもあるんですが、混浴に入っているときは、気が抜けているから、まさかプロポーズをされるなんて思わないじゃないですか。思い出の場所にもなりますし。
――確かに。プロポーズと言えば婚約指輪ですが、どう渡されたいですか? 温泉だと難しい気も……
橋本 それ、私もすごく考えたんです。日本酒が好きだから、飲みながら温泉に入ったときに、徳利の中に指輪を入れてくれるのがいいかなって思ったんです。だって、おちょこだと見えちゃうし。でも、それだと指輪が入った徳利の日本酒を飲み続けるのかと思ったらキツいなぁ~って。だから、やっぱりおちょこに入れてくれればいいです。