森本レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第52回 日本全国ご当地パチンコ事情

 すっかりご無沙汰しております。前回から間が開いてしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。年末年始はバカンスや帰省など旅を楽しんだ、なんて方も多いのかな? ちなみに私は、自宅でのんびりと寝正月を満喫させていただきました。

 もちろん、パチンコもちょこっと打ちましたよ。パチンコ業界において年末年始は、GW、お盆と並ぶ「三大回収期」の一つといわれるように、勝ちづらい店が多くなるのが常でしたが、今年は遊べる調整にしていた店が多いように感じました。もしかしたら、今後は「三大回収期」が死語になっていくかもしれないですね。そうなるとうれしい反面、その分通常営業が厳しくなっていくのだろうなと、不安にもなる今日この頃です。

 さて、2017年の1回目となる今回は、日本全国の「ご当地パチンコ事情」を取り上げてみたいと思います。我々パチンコライターは、最近全国各地のパチンコホールに伺う機会が増えました。それぞれの地域に名産やお国言葉があるように、パチンコホールにもまた、その土地ならではの特色があるんですよね。

 たとえば、設置機種の傾向もその一つ。首都圏を含む大半の地域では、パチスロコーナーのメイン機種といえば『ジャグラー』シリーズが定番ですが、これが東海地方や新潟だと『ハナハナ』シリーズなんです。私がいろんな地域に訪れるようになって、これが一番最初にビックリしたことでした。店の稼働はそこそこあるのに、『ジャグラー』コーナーが閑散としている、またはコーナー自体がないこともあるんですよ。『ジャグラー』が置いてない店なんて、都内では絶対に考えられないので、かなりの衝撃を受けましたね。

 設置機種は同じでも、客つきの違いに驚くことも多々あります。数か月ほど前、昨年の秋くらいの話になりますが、その当時、首都圏のパチンコホールにおける主力機種は、どこの店も『真・北斗無双』でした。機種名の通り、まさに「北斗」が「無双」状態。我々ライターの間でも、“勝ちたいなら『北斗無双』一択”だといわれていたくらいだったんです。

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