民進・蓮舫&辻元VS自民・稲田&安倍「国会ドロ仕合」の舞台裏の画像
民進・蓮舫&辻元VS自民・稲田&安倍「国会ドロ仕合」の舞台裏の画像

 小池百合子都知事の活躍で注目を集める東京都議会を横目に、どうにも盛り上がりに欠ける国会。その一因が、最大野党である民進党の体たらくだ。

「蓮舫代表の求心力が低下し、前原誠司元外相のグループから突き上げをくうなど混乱状態。安倍政権に斬り込む力は残っていませんよ」(全国紙政治部記者)

 そんな落ち目の蓮舫氏の舌鋒が久々に火を噴いたのが、1月30日の衆院予算委員会。女性の働き方に関する質疑の中、稲田朋美防衛大臣に「過去の発言と不一致がある」と指摘したのだ。

「何かと思えば、10年も前の雑誌の対談での発言。確かに“男尊女卑的”な内容でしたが、現在は大臣ですし、時間とともに意見の変化は誰しもあるでしょう。完全な揚げ足とりで、功を焦るほど“進退きわまっている”と世に知らしめたようなものです」(前同)

 周囲の冷ややかな視線に気づかず、雑誌を稲田氏に突きつけ、「何と書いてあるか、読んで教えてください!」と詰め寄る蓮舫氏。「稲田氏も“10年前の一議員としての発言”“一部を読むのは適当ではない”と反論しましたが、あまりに蓮舫氏がしつこいので、渋々、顔を引きつらせて朗読。蓮舫氏はドヤ顔でしたが、イジメ現場のようで、まったく政策論争になっていませんでした。あれでは中継を見ていた国民もドッチラケでしょう」(同)

 ちなみに、昨年10月にも蓮舫氏は、稲田氏に対して同じような挑発を行っている。実はこの2人、因縁の間柄なのだ。

「蓮舫氏が絡むのは、“初の女性首相候補”といわれる稲田氏を意識してのことでしょう。ただ、自らの二重国籍問題で発言を二転三転させてしまい、大炎上したのをお忘れなのか。“お前が言うな”と誰もが思ったはずです。これじゃ、女性首相どころか党勢回復も難しそうですね」(民放局報道部員)

 そして数日後には、もう一つの「舌戦」も勃発。2月1日の予算委員会で、民進党の“切り込み隊長”こと辻元清美氏が、安倍首相に噛みついたのだ。「昨年12月の日露首脳会談直前、ロシアが択捉・国後にミサイルを配備したことを挙げ“首相は人がいいのかしら。ここまでやられて(なお経済協力を持ちかけるなんて)”と挑発したんです」(前出の記者)

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