「弔いになれば……」 そんな思いで臨んだ同じくゴールドアリュールの仔、コパノリッキーとのコンビで挑んだG1「フェブラリーステークス」は、力及ばず(14着)でしたが、優勝したのは同じ産駒のゴールドドリーム。勝利を見届けた彼も、きっと天国で目を細めていることだろうと思います。

 早いもので競馬カレンダーは今週から3月。クラシックへの戦いが始まります。今週も多くの馬に騎乗させていただきますが、その中でも期待の一頭は……チューリップ賞に参戦するリスグラシューです。

「桜花賞指定オープン」として行われていた時代は、ベガとシヨノロマン。G3に格上げされた94年以降、アドマイヤキッス、クロフネサプライズと計4勝しているこのレースは、3着までに「桜花賞」の優先出走権が与えられる大事なレースです。

 まだ前哨戦……そんな気持ちは微塵もありません。ここを勝って、胸を張って本番に臨みたい。みなさん、リスグラシューの走りに期待していてください。

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