こんな話もあった。ゴルフクラブの受付をやっている愛海ちゃん(22)は仕事柄、オジサンと接する機会も多い。「たまに声をかけてくる人もいます。ただ、なんかキモいんです。私の近くにきて“この子、すごくいい匂いがするよ~”とか“若いよね~”とか、一緒にいるゴルフ仲間に話しかけつつ、ニヤニヤと見てくる。いったい、なんなのって感じ」

 一人で立ち向かえばいいのに、ついオジサン同士で群れをなして、若い女の子に接近しようとする。これも嫌がられるだけなのだ。前出の里奈ちゃんが現在つきあっている41歳の男性は、その点が違うのだ。「一度も私に対して“若くていいね”なんて言ったことがないですね。年は離れているけど、彼は私を一人の大人の女として扱ってくれているように思えます」

 これが共通点の一つ。超年下の彼女を持つ男たちは(2)若い子が好き、といった一面を一切見せていないのだ。あくまで対等な関係。それでいて、(3)デート代などは男が必ず全額負担しているのも、共通点だった。

「別に奢ってもらいたいわけじゃないけど、食事に行ったら当たり前のように全部払ってくれます。割勘なんて一度もないし、帰りは、いつもタクシーで家まで送ってくれます。何度も“私も出すよ”と言ったけど、“それだけは勘弁。女の子にお金を出されるのは俺のプライドが許さない”と言うので(笑)」と語るのは、今年で50歳になった男性と交際中のヘアメイクアーティストの友美ちゃん(25)。癒し系の彼女はオジサン受けがよく、以前にも40代半ばの別の男性から誘われたという。

「食事は奢ってくれたんだけど、ホテルに入った後、“今日は僕が出すけど、次は君ね。お金のことでお互い、気を遣いたくないでしょ?”って……あのひと言で醒めましたね。言わなければ私も今度は出そうと思ってたのに……。それで私、一度トイレに入ってから、嘘ついて帰りました。もちろん、その後は無視」

 いい年こいて、ケチ臭さを出したら終わりなのだ。それは見た目も同じ。「ハッキリいって、よれよれのスーツで、鞄を肩からかけている普通のサラリーマンのオジサンには、なんの魅力も感じませんよ」と言うのは女子大生のあさ美ちゃん(20)。彼女はバイト先の店長でもある43歳の男性とつきあっていた。

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