「(4)すごくオシャレってわけでもないんだけど、スーツもピシッと着こなしていて、清潔感があるんです。普段からジムにも通っているから、体格もスマートで、立ち姿も格好いいんです」

 実は体型も重要ポイントで、年上男性とつきあっている女性のほとんどが、「オジサン体型ではない」と語っているのだ。逆に、「体型はオジサンなのに、服装で若作りしている人もダサイなぁと思います。無理している感と、俺はまだイケてる感の必死さが……(笑)」(23・メーカー勤務)

 体型でカバーする一方、(5)年齢差を気負っていないことも、超年下の彼女を持つ男たちの共通点と言える。

 また、こんな話もあった。「私が今つきあっている人は、もう46歳。年のせいか、すぐ息が上がっちゃうんです。それで私が“もう、オジサンね~”と冷やかすと、“ごめん、ごめん”って笑うんです。でも、彼から“俺はもうオジサンだから”みたいなことは、絶対言わないんですよね。そこがステキ」(24・看護師)

 このように(6)オジサンであることは認めているけど、それを言い訳にはしないことも重要だ。こうした話からも分かるが、20代前半の若い女性といっても、男性の言動をよく見ているのだ。

 オジサンが若い女性を口説くうえで(7)聞き上手であることは定番であるが、これも徹底しているようだ。「会えないときも毎晩、寝る前に彼(39)と電話するんです。そのとき、私はいつも愚痴ばかり言っちゃう。職場にいる嫌な上司の話とか、ムカつく客のこととか。そしたら、彼は“そっかぁ。それは確かにムカつくね”って同調しつつ、静かに聞いてくれるんです。きっと本当はどうでもいいはずなんだけど、言葉の端々に“俺は何があっても君の味方だよ”って気持ちが伝わってきて、うれしくて」(22・金融機関勤務)

 若い女性が年上男性に求めるのは、まさにこうした(8)包容力で、「どんなに仕事でイヤなことがあっても、彼(55)の家に行ったら“こっちにおいで”といってギューッと抱きしめてくれるんです。なんだか優しいお父さんに守られている気分で、すごく癒されるんです。ちなみに私、今まで男性とつきあっても、一緒に寝られなかったんです。いびきをかいたら、どうしようとか気にしちゃって。でも、不思議と今の彼の場合、私のほうが先に寝ちゃったぐらい。やっぱり安心できるんです」(27・美容師)

 といったものもあれば、「私が転職しようか悩んでいた時期、彼(43)に相談したら親身に話を聞いてくれた後、“どっちにしても、俺は応援するから”と言ってくれたんです。この人が近くにいてくれてよかった、と本当に思った」(25・商社勤務) 温かく見守ってもらえることが、何よりもうれしかったという。

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