丸山「常に頭は冷静でいないといけないんです。特に危険地帯の取材はひとつヘタを打ったら死ぬので……。あと、どうしても入れない場所や、なぜか毎回、運がなくてたどり着けない場所もある。縁がないというか」

ゆま「はい! 私は以前、イタリアにある自然墓地・カタコンベに、どうしても行きたかったんです。骸骨なんかも見られるので、好奇心で見に行ったんですが、想像以上に人が並んでいて、結局、閉館時間となって中に入れなかったんです。ただ、並んでいる最中、“悲しいことがあった場所なのに、好奇心だけで見に行くのはどうなんだろう?”という気持ちも生まれていて……。入れなかったのは残念である一方、ホッとしました」

丸山「うん。それは“何がなんでも見たい!”と思っていない限り、諦めたほうがいい。僕も、なぜかシンガポールには縁がないんですね。だから、もう最近は諦めています。もちろん、どうしても見たい! と思えば、なんとか乗り越える方法を考えますけどね」

ゆま「海外は楽しいけど、未知の部分が多いだけに危険もいっぱい。食べ物なんかも怖いですもんね。ゴンザレスさんは世界のいろんな食べ物も、よく食べてますよね」

丸山「基本的に、どこの国に行っても肉は食うようにしていますね。ただ、実は僕も胃腸が弱いんで、よくお腹を壊すんです。今は、だいぶ回避できるようになりましたが」

ゆま「へえ~意外でした! 危ない食べ物を見分けるコツはありますか?」

丸山「意外と重要なのは食器ですね。海外では日本人のように皿に口をつけて食べる習慣のないところが多いし、食器が不衛生。だから、スープを飲むときも器に直接、口をつけないように……もっと言えばスプーンも器の底に触れないように飲むようにしています」

ゆま「なるほど~」

丸山「あと、日本人の観光客で心配なのは、その日、会ったばかりの外国人を信用しすぎること。ちょっと親切に声をかけられただけで、“親友”みたいに思って、ツーショット写真をSNSにアップしたりする人も多い」

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