現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第45回 『北斗7』よりも稼げる台!?

 パチプロのアンドレです。今年はヒット機種が出ないと思っていたら、ついにあの大本命機種の最新作が登場しました。そう、『北斗の拳7 転生』です。パチンコ機種のメジャータイトルの中でも、『北斗』は常に勢いを保ち続けていて、まさに世紀末覇者といえる存在かもしれません。

 わしのまわりでも「導入初日から2日連続で3万発&4万発を出した」なんて景気の良い話を耳にする一方で、コテンパンにやられたという話もチラホラ。ただ、いずれにしても現行機種でダントツの人気を誇っているのは間違いないところ。で、わしの印象はどうなのかと言えば……実はまだ打っていません(笑)。

 その理由は、注目度があまりにも高すぎるから。ホールがライバル店に勝つため“力を入れる”のは、今も昔も花形機種です。しかし人気が極端に偏りすぎると、それを逆手に取って導入当初から強気の「回収営業」に舵を切るホールが急増します。お客さんが勝ちにくいように釘をキツくしても、人気台であれば空き台はすぐに埋まるので、ホールからすれば「願ってもない稼ぎどき」に転じてしまうケースが多い。まさに今がそんな感じなのです。

 近日登場予定の『必殺仕事人V』や、その先に待っている『牙狼 GOLDSTORM翔』などのビッグタイトルが出そろってくれば、ホール間の競争原理がグッと働くはず。それまでは、いかに『北斗7』でも、ちょっと様子見です。

 しかし、今のホールが『北斗7』中心に回っているのは事実。そんな状況で、最近わしが打って稼いでいるのは、『北斗7』とは対照的な、とても地味な機種です。

 それは『テレサ・テン2』。機種名で分かるように、いわゆる“歌パチ”ですが、実はスペックや演出が今の主流パチンコとは一線を画す方向に、良い意味で振り切ってるのです。

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