その一つが、都議選で圧勝した小池百合子東京都知事との連携だ。「小池知事は、進次郎氏にとって“政界の母”。というのも、小泉純一郎元総理が“息子を頼む”と言っていたそうで、公私にわたり、アドバイスしていたといいます」(前同)

 その小池知事が、本人は否定しているものの、次の総選挙で都民ファーストの会改め、“国民ファーストの会”として国政に進出する可能性は大。「国政でも今回のような旋風が巻き起これば大躍進するでしょう。進次郎氏が自民党を飛び出し、国会議員代表として新党の党勢拡大に努めれば、必ずや将来、日本国総理大臣になる日がやって来ます」(同)

 その一方、過去にも安倍首相の入閣要請を断っている進次郎氏に「2度目はない」という声もある。「進次郎氏には横須賀市長選(6月25日投開票)で自民党執行部に恩義があるんです。これまで進次郎氏の地元ながら、横須賀市長選は自民党が2連敗。今回も、タレントの上地雄輔の父(克明氏、元市議)を担いだものの苦戦していました。ところが二階俊博自民党幹事長が公明党とのパイプを生かし、創価学会票を回してくれたおかげで、上地氏が初当選しているんです」(横須賀市議会関係者)

 その二階幹事長も進次郎氏を絶賛。6月20日に『深層NEWS』(BS日テレ)に出演した際、入閣の可能性について「名前ぐらいは浮かんでいる」と認めたうえ、「若いということに似合わず、物事を熟慮できる人。やっぱり元総理の血を引いていますよ。私は、何の役でも何大臣でも務まる人だと思っています」と、大役への抜擢をほのめかした。

 こうした期待を受け、「当初、小池知事への遠慮から、進次郎氏は都議選の応援演説には消極的でしたが、市長選での恩に報いようと街頭に立ちました。ところが、力及ばず自民は大惨敗。彼がその借りを返すには、入閣要請を受けるしかないんです」(前同)

 安倍政権の命運を握る進次郎氏。その決断は――!?

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