現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第49回 パチプロが明かす「あの人気機種が稼ぎやすいワケ」

 パチンコ店の駐車場にクルマを停めるとき、いつもの場所へまっしぐらに向かうのに、帰るときは自分の停めた場所が分からなくてオロオロしてしまう……ポンコツパチプロのアンドレです。

 わしは人ごみが苦手なので、さびれたホールで地味な機種を打つのが好きですが、活気のあるホールでは最近話題の新機種が続々と登場してにぎわっていますのう。

 その中心は、“今年最も多く導入された機種”でもある『北斗の拳7転生』。個人的には年末くらいまでは不動の一番人気を維持すると予想していました。実際、客つきは抜群で評判も上々です。ところがここへ来て『必殺仕事人V』の躍進ぶりがもっとスゴイ!

CRぱちんこ必殺仕事人V
CRぱちんこ必殺仕事人V
(京楽)
◆大当たり確率:約1/309.1
 →確変時:約1/45.2
◆確変突入率:60%
(C)松竹・ABC (C)KYORAKU

 人気では、『北斗7』を上回っているパチンコホールが多数。実績のあるシリーズ機種の最新作だけに注目を集めるのは想定内でしたが、ここまで人気が過熱するとは正直、予想していませんでした。

 打ってみての面白さや、出玉力などのスペック面は『北斗7』も『仕事人』も互角。どちらも根強いファンがいますが、個人的な予想では「遊技のしずらさ」で『仕事人』が不利と読んでいました。仕事人といえば個性的な台枠が特徴ですが、わしは初打ちのときから頭をぶつけまくったし、真上のデータ表示器も見えにくいしで、とまどうお客さんが多いんじゃないのかなと思ったわけです。しかもこれだけ突出した支持率ゆえに、『北斗7』と同じく釘をキツくされてしまってリピート客がどこまで続くのか、ちょっと疑っていました。

 ところがわしの読みはハズレ。現時点では圧倒的な看板機種の座にのし上がってきています。なかなかやるのう!

 では、なぜこれほど『仕事人V』に魅力があるのか。パチプロ連中の動向にそのヒントがあります。“シブ釘”のホールが多くて『仕事人V』を敬遠しているプロが多い一方、逆にこの台をターゲットにしているプロも少なくありません。特に計算力に長けた実力派プロが『仕事人V』に熱い視線を寄せているのです。

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