しかも、家事、育児には手を抜かないというから、傍から見れば、幸せな家庭。「旦那さんはモテるし、家庭を省みない。それゆえ離婚したくても、別れたら今の生活水準が下がるので、できない。だったら、夫が死んで保険金や遺産が入ればいいのにと、願っているんでしょう」(同)

 それなら、我が家は関係ない……と思ったアナタ! 奥様からこんな言葉をかけられていませんか!? 「“いてもいなくても一緒”、“アナタのことはあてにしてないから”と妻が言い出したら、“死ね”と思われているかもしれません」と言うのは、『夫に死んでほしい妻たち』(朝日新書)を上梓したジャーナリストの小林美希氏。

「夫から、そうした言葉が出てこないのは、結局、妻を頼っているから。着替えがしまってある場所や、洗濯の仕方が分からないなんていう男性も多いです」 専業主婦の妻に家庭を任せきりにしてきた団塊世代や、共働きでも“保育園のお迎えは妻がやるもの”と、残業し続ける30~40代の男性は、“死んでほしい”と思われがちだという。

「仕事を調整したり、辞めたりと、家事や育児で犠牲を払うのは女性側。それを男性は当然だと思っている。そうした理不尽さが積もり積もって、“死ね”につながるんです」(前同)

 そんな妻たちは、夫が早死にするための嫌がらせを日々、実践しているという。「40代の妻は“定年くらいで死んでほしいから夫の健康管理は一切しない”と言っていました。“好きなだけ脂っこいものを食べさせて、タバコもバンバン吸わせている”そうです」(同)

 これが団塊妻になると、もっと恐ろしい。「夫が要介護になった時こそ復讐のチャンス。“施設に預けて1回もお見舞いに行かない”“寝たきりになったら、手が届きそうで届かないところに水を置いて苦しませたい”と言う人もいました。仕返しするまで死ねないと、健康づくりに励む人も多いです」(同)

 死後も油断は禁物だ。「“夫の遺骨を、山手線の車内に忘れたふりをして置いてくる”という話には驚きました」(同)

 最後に、前出の死神氏は世の旦那族にこう訴える。「アドレスの“danna-shine.com”を英語にすれば、“ダンナshine”。“ダンナ輝く”という意味も込めています。奥さんたちが苦労しているから、旦那さんが輝いていられるんです」

 まずは、日頃の感謝を奥様に伝えてみては!?

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