『サマーウォーズ』は2位!「細田守監督のアニメ映画」一番好きなのは?の画像
『サマーウォーズ』は2位!「細田守監督のアニメ映画」一番好きなのは?の画像

 宮崎駿監督(76)の後継者ともささやかれ、今や日本を代表するアニメ映画監督と言ってもけっして過言ではない、細田守監督(49)。8月18日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)では、同番組4回目となる細田作品『サマーウォーズ』がオンエアされる。放送中限定の特別連動デジタル企画も用意され、「日本の夏映画の決定版」として、家族みんなで楽しめる時間となりそうだ。

 そこで今回は、これまで細田監督が手がけた長編アニメ映画5作品の中で、「最も好きな作品」を10代から40代までの男女100人に聞いてみた。

 まず、第5位(9%)になったのは、アニメ『ONE PIECE(ワンピース)』の劇場版第6弾『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年公開)だ。これは細田氏が初めて監督した長編アニメ作品となる。

 楽園といわれる島へやって来たルフィたち麦わら海賊団。しかし、島主から次々と試練が与えられるうちに、仲間同士がギクシャクし始め、ついには仲間割れしてしまうという、シリーズの中でも異色の物語となっている。この作品を支持する人からは、「ルフィが仲間を失い、取り戻すために闘うところが好き」(20歳男性)と、細田作品らしい筋書きを評価する声が寄せられた。

 第4位(17%)には、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年公開)が選ばれた。細田氏にとって2作目となる長編オリジナル映画で、本作で初めて脚本も手がけている。フランスで「ディズニーやピクサー作品とは一線を画すアニメーション映画」と評されるなど国際的な評価も高く、興行収入は42億円を達成。細田監督は、この作品で名実ともにヒットメーカーの仲間入りを果たした。

 人間の母親と”おおかみおとこ”との間に生まれた”おおかみこども”の姉弟が過ごした13年間が丁寧に描かれている本作。推した理由としても「家族のふれあいのシーンが良い」(33歳女性)、「家族のあり方を説いた映画」(31歳男性)、「親子の絆に感動する」(37歳男性)と、家族を描いた物語へのコメントがほとんど。それぞれが迷ったり傷ついたりしながらも成長し、自らの道を見つけていく親子の姿が感動を与えているようだ。

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