『ちびまる子ちゃん』、切ない話に涙する「神回」の画像
『ちびまる子ちゃん』、切ない話に涙する「神回」の画像

 小学3年生の女の子、“まる子”ことさくらももこを中心に、ほのぼのとした日常を描いた国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)。基本的にはギャグコメディタッチの作品だが、ときどきお茶の間をジーンとさせる感動的なエピソードも登場する。今回は、放送後にネット上などで「神回」と話題になった“感動回”を紹介しよう。

 まずは昨年放送されて、大反響を呼んだ「父と娘の日曜日」の巻から。とある日曜日に、風邪をひいてしまったまる子。この日はまる子の母と祖父母は留守で、家にいるのはお姉ちゃんと、父のひろしのみ。そのため、お姉ちゃんは友人との予定をキャンセルし、父と二人でまる子の看病をすることに。お姉ちゃんはまる子が希望するハンバーグを作ったり、お金がないひろしに代わって町内会のお金を立て替えたりと奮闘。一方、父ひろしは、いつも通りグータラした様子で、お姉ちゃんはすっかりあきれてしまうのだった。

 しかし物語の終盤に母親が帰宅。ひろしと母の会話で、今日はひろしがずっと楽しみにしていた草野球の試合があり、前から張り切っていたことを知る。そのことをお姉ちゃんの前でバラされ、「さあ、どうだったかなー」としらばっくれるひろし。父はまる子の看病のために家に残り、グータラしているように見せて、実は娘たちのことを気にかけていたのだった。そして最後は「面倒を見ているつもりが、やっぱり面倒を見られていたお姉ちゃん。たまにはひろしと二人もいいかも、と思うのであった」というナレーションで締めくくられていた。

 放送終了後には「お姉ちゃんとひろしの関係が良い感じで、胸が温かくなった」「今週のまるちゃんは“神回”」「たまにこういう感動回あるから『ちびまる子ちゃん』はやめられない」と称賛する声が相次いだ。

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