「時間効率」という言葉はパチンコ以外のシーンでもよく使われますが、パチンコにおいては、主に「早さ」のことを指します。具体的に言えば、「通常時のデジタルが変動する早さ」「大当たりを消化する早さ」「確変や時短を消化する早さ」のこと。つまり、たとえば1時間でより多くデジタルを回すことができる台、大当たりラウンドをより早く終わらせられる台、確変中に次の大当たりがより早くやってくる台が、“時間効率が良い台”なのです。
時間効率が良い台は、より勝ちやすい台でもあるといわれています。『海物語』シリーズは演出がシンプルなので、特に「通常時のデジタルが変動する早さ」が、他の機種と比べても段違いで、時間効率が極めて優秀。勝ちにこだわるパチンカーが『海物語』を愛する理由は、ここにあるのです。
バイクさんほどではありませんが、私も『海』大好きライターのはしくれです。でも、パチンコを始めた当初は、ほとんど打つことはありませんでした。というか、むしろ嫌いな部類だったんです。確か、初めて打った『海』シリーズは、『新海物語』だったと思います。
当時はまだ「時間効率」という概念も知らず、また、演出の多彩さが人気を博していた『ピンク・レディー』にハマっていたこともあり、同じ千円があっという間に消えてしまう『海物語』が怖くて怖くてしかたがありませんでした(笑)。演出も華やかじゃないし、同じ千円を使うなら、カワイイ演出が楽しめて、歌も聴けて長く楽しめる『ピンク・レディー』のほうが断然良いや、と思っていたんです。
そんな『海』恐怖症を克服するキッカケになったのが、2009年に導入された『スーパー海物語IN地中海』でした。
CRスーパー海物語IN地中海
(三洋/2009年)
当時の私は、パチンコ攻略誌の編集部員。攻略誌に携わる者として、さすがに『海物語』が苦手というのは問題があるよなぁと思い、当時新台だった『スーパー海物語IN地中海』を打ってみることにしたのです。ぶっちゃけ『地中海』は、シリーズ中『ハイパー海物語INカリブ』につぐ“異端作”と一部ではいわれている台(笑)。「疑似連」が搭載されていて、かつかなり頻繁に発生するなんて、『海』っぽくなかったですもんねぇ。
でも、『海』初心者の私にとっては、それがハマるキッカケになったんです。「あれ? 『海』って思っていたよりもずっと演出が楽しめるし、ステップアップも楽しいし、カワイイ!」って。シンプルな演出に慣れてさえしまえば、ノーマルリーチでの大当たりしたときや魚群が走ったときなどに興奮が凝縮する「絶妙な演出バランス」の虜になるまでに、そう時間はかかりませんでした。
しかもこの実戦、一撃21連オーバーの快勝だったんです。もし負けていたら、『海物語』に対するイメージは昔のままだったかもしれないですね。
リアルなビーチで遊ぶのはそろそろお開きムードですが、パチンコの『海』なら、一年中いつでもオンシーズン♪ 夏を満喫しそびれたそこのあなた、『海物語』シリーズで夏にやり残した思い出作りをしてみませんか? 皆さまのパチンコ実戦が楽sea思い出になりますように。それではGOOD LUCK!
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