「各地で予選が行われる“わんぱく相撲全国大会”と違い、白鵬杯は相撲を取りたい少年は誰でも参加できるところが特徴です。白鵬は“多くの子どもたちに相撲に興味を持ってもらいたい。相撲を通して勝ち負けだけじゃない、何かを学んでほしい。思う存分戦って負けても、きっと心が強くなる。(相撲を取る)君たちは日本の宝だ”と話しています」(前同)

■打ち上げパーティーやカラオケでストレス解消!?

 そんな相撲道を邁進する白鵬だが、ストレスは溜まらないのだろうか?「角界の第一人者である横綱は孤独だといわれます。いったん、横綱に昇進すれば、降格はない。それだけに、成績が振るわなければ“引退”に追い込まれる。厳しい地位だけに、周りの力士たちに弱みを見せることは許されません。本場所中は、“孤高”に徹して、勝負に集中。白鵬はアルコール類も口にしません」(スポーツ紙相撲担当記者)

 とはいえ白鵬は、基本的に一人でいるのは嫌いなタイプ。千秋楽の夜は大勢の友人たちと打ち上げパーティーで盛り上がるという。「その場で白鵬自ら参加者に振る舞うのが、“白鵬特製ドリンク”。ビール、ウイスキー、シークワーサージュースなどをブレンドしたドリンクは、アルコール度数もかなりキツい代物ですが、“飲まない”という選択肢は許されません(笑)」(武田氏)

 また入門当初、カラオケを通して日本語を覚えたという白鵬は、「松山千春やBEGINなど、レパートリーも幅広く、特に『三線の花』は、うっとり聴き入ってしまうほど」(前同)の美声の持ち主だという。

■ゲームでも負けるのが大嫌い!勝つまで続ける

 “スー女”として知られるアイドルの山根千佳は、「カラオケではサビまでお弟子さんが歌って、サビから自分が歌う……。いいところを、すべて持っていってしまう(笑)」と、横綱のお茶目な一面を暴露する。また、ベテランの相撲ライターは、「素顔はとても負けず嫌いな人。酒の場で始まった、ちょっとしたゲームでも負けるのが大嫌い。絶対に自分が勝つまで続ける」と、勝利への執念を感じさせる逸話を披露する。

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