安室奈美恵、電撃引退の真実と「3年後の復活」の画像
安室奈美恵、電撃引退の真実と「3年後の復活」の画像

 波紋を広げる歌姫の衝撃発表だが、実は復帰を織り込んだものだった。“ネバーエンド”な舞台裏を明かす!

■公式サイトで来年9月に引退することを公表

 日本中が悲鳴に包まれた安室奈美恵(40)の引退発表から、1か月以上が経過した。公式サイトで、来年9月16日の“デビュー日”に引退することを公表。一方で、その理由について一切触れられなかったことで周辺取材が過熱し、10月18日には〈どうかお願いです、家族、スタッフに対する過度な取材を止めていただけないでしょうか…〉と公式サイト上で綴った。実際、各メディアが報じる引退理由にはバラつきがあり、「発表できないワケがあるのでは」(芸能記者)との見方もあった。

 憶測が飛び交う中、本誌は、関係者から衝撃の証言を得た。なんと、「引退公表は本来ならば、もう半年早く、引退時期も、もっと早いはずでした」と前々から引退は“予定”されていたというのだ。しかも、「今回の引退はあくまでも一時的。実はいずれ復活する段取りなんです」(前同)と明かすのである。

■中学生でデビューし、小室哲哉とミリオンヒット連発

 どういうことか。詳しく説明する前に、2015年の独立をめぐる騒動を振り返る必要がある。1992年に中学生で芸能界デビューした安室は、早くも95年にオリコン1位を記録。さらに、小室哲哉と組むことでミリオンヒットを連発した。2000年に九州・沖縄サミットでイメージソングを歌うなど、ファン層は同世代の女性に留まらないほどに拡大し、04年にはアジアでの活動も開始するなど、精力的に活動してきた。

■個人事務所設立、マネジメントをエイベックスに委託

 しかし、15年1月。「一大決心でした。デビュー以来、23年間も所属してきた事務所を突如退社し、個人事務所『stella88』を設立。マネジメントをエイベックスに委託することを発表したんです」(芸能記者の黒川良一氏)

 ところが、この独立は一筋縄ではいかなかった。「弁護士や税理士を立てて印税や報酬割合の“改善”、原盤権の保有を直訴した」(前同)ことが発端というが、「元の事務所の待遇は悪いものではなく、むしろ、しっかりと優遇されたものだったため、交渉は難航。結局“移籍”に近い形を取らざるをえなくなった」(同)

 しかも、この混乱を引き起こしたことで四方八方に迷惑がかかり、引退危機にまで陥ったが、事情を知る関係者は「一部の事務所関係者に“上納金”を払うことで手打ちとなったほか、原盤権も彼女が保有できない結果となった」と言うのだ。これでは独立の意味はないように感じるが、「業界からは、むしろ寛大な措置だったと認識されています。それに独立後は、活動に制約がなくなったため、自由に活動しています。お金も自由もすべて手に入ったわけです。事実、今回の引退すら、エイベックスの役員には発表当日に知らせたくらいですからね」(前同)

■引退の理由は上納金の廃止や原盤権の確保?

 この流れが、今回の引退発表の背景にあるという。前出の関係者が話を続ける。「引退の理由は明確。15年に果たせなかった上納金の廃止や原盤権の確保を目指したものです。独立後、今年アタマまでは仕事のスケジュールを入れていたものの、当初、春以降の予定は何もなかった。本当は年明け早々に引退を公表し、早ければ、この9月にも引退する予定だったんです」

 なぜ、そこまで急ぐのか、実は、これこそが“復帰の時期”と深く関係する。「当初、彼女と非常に近い仕事関係者は“とりあえず4~5年”と示唆していました。これは、上納金などのしがらみを切るには、それぐらいの時間が必要だということでしょう」(前同)

■東京オリンピックを強く意識して…

 ところが13年9月に20年の東京五輪の開催が決まっていたことで、これを強く意識するようになった。「五輪のイメージソングを“やっぱり安室に歌ってほしい”という世論が高まれば、“ファンのために”という大義名分の下で堂々と復帰できる。かつて、九州・沖縄サミットで歌った“実績”もありますしね。そこで、復帰のタイミングを早めようとしていたんです」(同)

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