●「黄色」にはこだわらず、ご本人の喜ぶものを
60歳の還暦祝いで赤色のちゃんちゃんこや赤色のものを贈るというしきたりがあるように、傘寿祝いでは「黄色」のちゃんちゃんこや座布団を贈るというしきたりがあります。いわゆる、テーマカラーといったところです。
とはいえ、近年はこのテーマカラーにこだわるのではなく、それよりもご本人のニーズに合ったものを選ぶ向きが強くなってきています。具体的には、末広がりで縁起よしとされる傘や扇子、日常生活で使える食器や湯呑や眼鏡ケース、そのほかファッション小物も人気です。名前を入れてもらうのも記念になるのでおすすめです。
●お花は“縁起”に要注意
お花を贈るときは、とにかく縁起の悪いものは避けるようにしましょう。年配の方ですと、縁起を気にされる方、植物が好きで詳しい方も少なくありませんので、気を配りたいところです。傘寿のお祝いとして不適切なのは、以下のお花としてが挙げられます。不安なときは、お店の人に相談しながら花を選ぶとよいでしょう。
□紫色、青色、白色の花
葬儀など不祝義に使われる花であるため
□菊
仏花であり、不祝儀時に使われる花であるため
□百合、椿
下向きに咲く花は、死をイメージさせるため
また、鉢植えや水替えの必要がなく生花より長持ちする「プリサーブドフラワー」も好評です。