大相撲「暗黙の掟」仰天リスト

貴乃花の乱”終結で平穏さを取り戻しつつあった相撲界だが、またもや不祥事が起きてしまった。京都府舞鶴市での巡業中、土俵上で挨拶をしていた多々見良三舞鶴市長が、くも膜下出血のため突然倒れ、応急処置をすべく、複数の女性が土俵上に駆け上がったのだ。「看護師の女性が心臓マッサージをする最中、複数回流れたのが“女性の方は土俵から下りてください”という、行司によるアナウンス。もし女性がそれに従っていれば、多々見市長の命は助かっていなかったかもしれません。“土俵は女人禁制”という伝統があるにせよ、市長を見殺しにするような指示ですから、非難されて当然です」(スポーツ紙記者)

■梅沢富美男もテレビでぶった斬り

 八角理事長は即、謝罪コメントを発表したものの、騒動は沈静化せず。「しかも春日野巡業部長の釈明がマズかった。“トイレに行って(アナウンスを)把握していなかった”と発言したものの、現場で撮影された動画に、その姿が映っており、嘘とバレバレ。ご意見番の梅沢富美男もテレビで“珍しいバカ”とぶった斬り。炎上に油を注ぐ結果となりました」(前同)

 さらに海外メディアも、騒動を“日本の女性差別の実態”と、こぞって報道。“土俵女人禁制”論争が再燃したのだ。「2000年、太田房江大阪府知事が“自ら土俵に上がり、優勝力士に知事杯を手渡したい”と申し入れましたが、相撲協会は“伝統だから”の一点張りで反対。しかし、伝統の由来はあいまいで、そもそも相撲が文献に初登場した『日本書紀』では、雄略天皇が女官を集めて女相撲を催す様子が記されています。江戸時代には同じ土俵で女相撲も行われていました。一方で、女性の相撲観戦が禁止されますが、それは興行に箔をつけるための戦略でした」(ベテラン相撲記者)

■土俵女人禁制だけじゃない!角界珍ルール

 だが、角界の珍ルールは女人禁制のみにあらず。「現在、現役力士から苦情が噴出しているのが、力士の海外渡航禁止令。これまでも、出国時は協会に届け出を提出する必要がありましたが、昨年の九州場所後からは許可が下りなくなり、事実上、禁止に。海外出身力士の場合、正月でも里帰りができないので気の毒ですね」(別の相撲記者)

 また、現役力士には3大タブーが存在するという。「窃盗と喫煙と“秘密の暴露”です。特に部屋の力士のケガ情報を漏らすのは、ご法度。相手に故障箇所を攻められてしまいますから。それゆえ、部屋内で行われた暴行や不祥事に関しても秘密厳守。協会は現役の全力士に対して暴力調査を行っていますが、暗黙の掟がある以上、暴行があったなんて言えるはずがありません」(前同)

 角界の常識は世間の非常識――。伝統も曲がり角に来ているのでは?

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