『サザエさん』、波平の「デリカシーのない行動」が物議

　５月２０日放送のアニメ『サザエさん』（フジテレビ系）で、波平が見せたデリカシーのない行動が、視聴者の間で物議を醸している。

　この日放送された「親の心子知らず」というエピソードでのこと。ある日、波平は家に目安箱を設置し、「気づいたことは何でも遠慮なく書いてこの箱に入れてほしい」と家族に提案。しかし後日、波平が目安箱を開けてみると、紙くずが入っており、ゴミ箱代わりにされていたとショックを受けてしまう。

　それを見たフネは、「投書が入っていないってことは何の不平も不満もないってことです」とフォロー。さらに「それにしても子どもたちも子どもたちです。お父さんがどんな気持ちで箱を用意したか。親の心子知らずですよ」と嘆いた。

　そんな中、カツオの学校で学級懇談会が開かれることに。フネが「お父さんにお願いしようかしら」と言うと、カツオは「お父さんじゃ僕のことよく分からないんじゃない？」と疑問を抱く。

　するとフネは「そんなことありませんよ。お父さんは、あなたたちの知らないところでも、いろいろ見てるんです」と発言。昨夜もカツオたちが寝静まった後、子どもたちの部屋に入って、カツオやワカメの学校のノートをチェック。勉強の成果や進み具合を確認していた。

　カツオは「それで僕の成績のことも知ってるんだ」と納得していたが、波平の行為には視聴者からツッコミが殺到。ネットには「さすがにデリカシーなさすぎじゃない？」「いくら子どもとはいえ、それはダメでしょ。監視しすぎ」「ノートを勝手にのぞき見されているとか怖いんですけど」「プライバシーなさすぎて笑った」「日記とかも見られてそう。思春期だったら大激怒する問題だな」と、波平のプライバシー侵害を指摘する意見が上がっていた。

　フネは「親はいつも子どものことを心配してるんですよ」と波平の行動をフォローしていたが、視聴者からはあまり共感を得られなかったようだ。