■破壊王・橋本真也が背を向けて「逃亡」!?

ゆま「ふへえ~。私なんて1枚だけでも食べきれなさそう。でも、思い切って挑戦してみます。1ポンドステーキをお願いします!」

山口「かしこまりました」(ステーキが運ばれる)

ゆま「すごーい! やっぱり見た目からしてデカい。さっそくいただきまーす。すごく肉が柔らかくて、ナイフで切りやすいですね」

山口「最初に小さく切って、早く食べたほうがいいです。肉の中まで熱が通ってしまうので……」

ゆま「はい! では……モグモグ。めちゃくちゃ柔らかくておいしい。ふわあ~、幸せ。何よりステーキにかけるタレがたまらない」

山口「秘伝の特製ソースです。このタレが、うちの店の一番のウリなんですね」

ゆま「ヤバい、おいしすぎる。私、これなら横綱ステーキ、いけちゃうかも!」

山口「ありがとうございます!」

ゆま「これはレスラーでなくてもハマりますね。お店の中がレスラーだらけ、なんてときもありますか」

山口「外国人レスラーの方が来日されたときは、みんなでいらっしゃるので、そんな感じですが……」

ゆま「何か、あったんですか?」

山口「かつて、橋本真也選手が、うちの店の前まで来てくれたんです」

ゆま「知っています、破壊王ですよね」

山口「はい、残念ながら若くして亡くなられたんですが……。その橋本選手がうちのステーキを食べようと思って来たら、店には外国人レスラーばかり。基本的に外国人レスラーは悪役なので、リング上では橋本選手とバチバチの関係になる。だから、一緒に食事するわけにはいかなかったんですね。それで諦めて帰られたこともありました」

ゆま「リングの外なら、仲良く一緒に食べてもいいんじゃないの?」

山口「まあ、そうはいかないんでしょうね(笑)」

ゆま「プロレスの世界って、大変なんですね。ちなみに日本人レスラーで一番、大食いは誰でしたか?」

山口「そうですね……皆さん、めちゃくちゃ食べられるんですが……中でも中西学選手はすごかったです」(次号につづく)

山口敏彦(やまぐちとしひこ)父親が店主をする『ステーキハウスリベラ』を18歳から手伝い始め、今は目黒店の店長としてステーキを追求する。『リベラ 目黒店』東京都目黒区下目黒6-17-20 17時~24時 定休日:毎週月曜日・第3火曜日 最寄駅:JR山手線 目黒駅、東急東横線 学芸大学駅

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