ステーキハウス『リベラ』山口敏彦と麻美ゆま
ステーキハウス『リベラ』山口敏彦と麻美ゆま

 プロレスファンの皆さん、お待たせいたしました! 今週、私が会いに行ったのはステーキハウス『リベラ』目黒店の店長・山口敏彦さんです。

 え? どうしてステーキハウスの店長とプロレスが関係あるのかって? 実は、このお店、プロレスラー御用達で、外国人レスラーを含めると、なんと、1万人以上のレスラーが食べに来ているんです。そこで私もプロレスラーになった気分でステーキを食べながらインタビュー!

ゆま「うわぁ、すごい! お店の壁にはびっしりと、来店されたプロレスラーの方の写真が貼ってあるんですね。いや、レスラーだけじゃない。中村獅童さんに笑福亭鶴瓶さん、島田紳助さん……芸能人の方も大勢いらっしゃっているんですね」

山口「はい。店内に貼ってある写真以外にも、まだまだたくさんありますよ」

ゆま「ちょっとすごすぎて、一般のお客さんが何も知らずに入ってきたら、ビックリしちゃいそう」

山口「アハハ。といっても、いつも一般のお客さんばかりですよ」

ゆま「そうですよね。17時開店の1時間前から行列ができると聞いています」

山口「ありがとうございます」

ゆま「このお店は、始められて何年ぐらいになるんですか?」

山口「父の代からやっておりますので、47年目です。僕自身は25年になります」

ゆま「老舗なんですね。でも、どうして、こんなにプロレスラーの方に人気なんですか?」

山口「父がやっていた店でのことです。外国人レスラーのブルーザー・ブロディ選手が来日されて、宿泊していたホテルの近くにたまたま、うちがあったので、食べに来られたんです」

ゆま「ブルーザー・ブロディ? 聞いたことがあるような、ないような」

山口「アハハ。きっとプロレス好きの方ならすぐに分かると思います。実はうちの父もプロレスにはあまり詳しくなかったので、当初は知らなかったようです」

ゆま「へえ~。その人気選手が来たことで、他のレスラーも来るように?」

山口「そうですね。ブロディ選手がうちのステーキをすごく気に入ってくれて、来日するたび、他の外国人レスラーを引き連れて食べに来るようになったんです。そのうち、ブロディ選手から“この店のTシャツを作れ”と提案されたんです」

ゆま「めちゃくちゃハマったんですね、ブロディさんって人(笑)」

山口「ありがたい限りです。実際、ブロディは『RIBERA』と書いたTシャツを着てくれたので、さらに外国人レスラーの間で噂が広まったみたいです」

ゆま「日本に、とてもおいしいステーキ屋さんがある、と!」

山口「はい(笑)。成田に着いたとたん、タクシー運転手に当たり前のように“まずはリベラに行ってくれ!”と告げる選手もいたみたいです。運転手さんにすれば“ソレ、どこ? 何のお店?”って感じですよね」

ゆま「メニューもプロレスラー向けで、肉が大きいんですね。横綱ステーキ(640グラム)とか、1ポンドステーキ(450グラム)とか」

山口「ブロディは1ポンドステーキを普通に2枚は平らげていましたね。それ以上にすごいのは、ザ・ロード・ウォーリアーズのアニマル選手で、1ポンドステーキを3枚、ペロッと」

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