『半分、青い。』朝ドラ常連キムラ緑子の怪演で視聴率急上昇!?の画像
『半分、青い。』朝ドラ常連キムラ緑子の怪演で視聴率急上昇!?の画像

 永野芽郁(18)がヒロインの鈴愛を演じるNHKの連続テレビ小説半分、青い。』は、ここのところ新キャストが続々と登場している。最近は物語の展開も早く追いかけるのが大変なのだが、こういうときこそ新しい役者に注目したい。今回は7月18日の放送回を振り返り、注目キャラをピックアップしてみよう。

 プロデューサーから映画『追憶のカタツムII』の出資がなくなったことを伝えられた涼次(間宮祥太朗/25)だったが、監督である元住吉祥平(斎藤工/36)には黙っていた。鈴愛は涼次と結婚して新居をかまえることになっていたが、転居先が決まる直前に、涼次から別の物件を薦められる。それは光江(キムラ緑子/56)ら、涼次の叔母姉妹たちの家の離れで、鈴愛はさっそく光江に呼び出され……。

 この放送回では、光江を演じるキムラ緑子のコミカルすぎる演技が光っていた。「最初が肝心」と堅苦しくお茶の席で鈴愛を試した光江だったが、正座で足がしびれてしまい、何度も床を転がりまわった。この怪演には、「キムラ緑子姐さんすばらしすぎ」と、SNS上に称賛の声が相次いだ。

 キムラ緑子、その名前は朝ドラファンなら知らぬ人はいないはず。2002年下半期の『まんてん』から、06年上半期『純情きらり』、07年下半期『ちりとてちん』、13年下半期『ごちそうさん』、そして今回の『半分、青い。』と5回も朝ドラに出演しているのだ。いずれもインパクトのある役柄だったが、どれもキムラ出演作に外れなしと言える、良作ばかりなのだ。

 まず『まんてん』は、朝ドラが視聴率20%以下が当たり前だった暗黒期に、平均視聴率20%台(関東地区/ビデオリサーチ調べ)をキープした名作。お笑いタレントの藤井隆(46)を役者として開花させたという意味でも重要な作品で、当時は話題になった。

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