大流行中!「1/2日分の野菜」シリーズ“3大コンビニ最新作”ガチ食べ比べ! 一番おいしいのは…?の画像
大流行中!「1/2日分の野菜」シリーズ“3大コンビニ最新作”ガチ食べ比べ! 一番おいしいのは…?の画像

 8月21日から発売となった3大コンビニの新商品で、“1食で1日に必要な野菜量の半分が摂れる”という食品が拡充されている。1日に必要な野菜の摂取量が350グラム(厚生労働省「健康日本21」より)と聞くと、達成不可能な数字に思えるが、それがコンビニに行けば簡単に食べられちゃう⁉

 さっそく、毎日の野菜はすべてコンビニで摂っていると豪語するコンビニフード評論家の上地シーブイエス氏に、各商品を食べ比べてもらった。

■ファミリーマート『1/2日分の野菜が摂れるちゃんぽん風スープ』

 まずはファミリーマートの『1/2日分の野菜が摂れるちゃんぽん風スープ』(税込398円)から。

 これはモヤシ、コーン、タマネギ、ニンジン、キクラゲ、カマボコ、豚肉といった具材をアサリだしの効いたスープで煮込んだもの。ちゃんぽん“風”ということで麺が入っていないため、カロリーは1食あたり167kcalにおさえられている。

「最初に言いたいのは、この具だくさん感! こんなにたくさんの野菜が、コクたっぷりのスープでよく煮込まれているんです。しかも、煮込んでいるにもかかわらず、モヤシやキャベツのシャキシャキとした食感が“完存”。ほおばるたびに、歯に伝わる心地よい噛み応えと、耳に響くシャキシャキという音が、“食べてる感”を提供してくれるんです。この感覚が、この商品1つで満腹感を与えてくれる最大要因でしょう。

 女性ならこれ一つでお腹いっぱいでしょうし、男性だってこれにおにぎりひとつでもあればランチのパンチを満たしてくれます。

 本当は、もう少し星をあげても良かったのですが、セブンイレブンの類似商品のほうが現状は勝るので、やや低めにしました。今後の展開を期待したいですね!

 それと、ぜひ改善していただきたいのが“容器”なんです。スープなので手で抱えて食べたいんですが、紙製なのでレンジで温めるとめちゃくちゃ熱い! “猫手”の僕はなかなか持てなかったので、ぜひ、僕一人のために(⁉)改善してほしいです」(上地シーブイエス氏)

【採点】(★5が満点)
    おいしさ:★★★☆☆(3)
   野菜の旨み:★★★★☆(4)
野菜のたべやすさ:★★★★★(5)
ダイエット適応度:★★★★★(5)

■ローソン『1/2日分の野菜が摂れるビビンパ丼』

 続いては、ローソンの『1/2日分の野菜が摂れるビビンパ丼』(税込498円)。

 大豆、モヤシ、切り干し大根、ゼンマイなどのナムルに加え、ホウレンソウ、枝豆などの茹で野菜がたっぷり。さらにカボチャ、ゴボウ、シイタケといった秋の味覚を盛り込んだビビンパ丼。丼ものであるにもかかわらず1食あたり448kclにおさえられた商品だ。

「現状、ローソンは“野菜が摂れるシリーズ”として『1食分の野菜と4種きのこの中華丼』『1食分の野菜 しば漬とオクラのネバネバごはん』『1/2日の野菜が摂れる 豚肉と7品目野菜炒め丼』を送り込んできていますが、この『1/2日分の野菜が摂れるビビンパ丼』もハズしていない。いや、むしろノッています。

 刺激的なコチュジャンが商品の上に載っているので初見は“ガツン系”を想像させますが、いざ食べてみると技巧派にして優しい系。見た目はいかつい韓流系アイドルが、実は甘えん坊だったくらいのギャップがありましたね。

 そもそも、ごはんから違うんです。白米にたっぷりのモチ麦が入っていて健康的。しかも、麦飯が実に旨い! 野菜にしたって、茹で豆、ゼンマイ、モヤシなどが“コリコリ”“シャキシャキ”“ムギュムギュ”などと個性的な食感を個々に生み出し、しかもそれが見事に調和している。

 食感だけでなく、甘さと辛さがマッチしたその味わいは、まるでソウルの下町の食堂に出てくる地元名物と同レベル。スプーンひとつでさまざまなエンターテイメントを楽しめるので、まるで口の中でBTS(防弾少年団)がダンスでもしているかのよう。

 そして最後につけ足したいのが、そのボリューム。メタボ男性でも満腹になるほどなので、カロパ(カロリーパフォーマンス)の高さは説明するまでもない。“今日は食べたい!”という欲求がムンムンと高まっているときほど、この存在に感謝したくなるはずです」(上地シーブイエス氏)

【採点】(★5が満点)
       おいしさ:★★★★☆(4)
      野菜の旨み:★★★★☆(4)
   野菜のたべやすさ:★★★★★(5)
韓流アイドルグループ感:★★★★★(5)

■セブンイレブン『1日に必要とされる野菜1/2が摂れるキムチ鍋』

 ラストはセブンイレブンの『1日に必要とされる野菜1/2が摂れるキムチ鍋』(税込498円)。

 具材はニラ、白菜、白菜キムチ、豆腐に加え、“20%増量して食べ応えをアップした”という豚肉。それを牛骨、牛の脂、野菜、アサリを煮込んだベースと、コチュジャンを使用したキムチスープを合わせた鍋商品。1食あたり276kcal。

「ひとくち食べた瞬間に“うまいーッッ!!”と叫びました。いや、それを叫び終わる前に次の一口を食べていました。だって、旨いんです!! ちょうど良い辛さと素材の旨みが感じられる具材のパーフェクト度。休みなく手を動かされてるうちに、気づいたら皿の底が見えていて驚愕しました……。

 スープは、最初に魚介のダシがフワーっと口いっぱいに広がるのですが、同時に、舌にネットリと絡みついてくる“隠し味”がいるんです。それは、味噌。豊潤にして的確なコクを創造してくれます。刺激的な辛さを求める“夏の味“というよりも、深いコクが恋しい“秋”に食べたい鍋ですね。おかずはもちろん、ツマミにもできそうな味なので、野菜不足に悩む飲んべえ女性にもおすすめしたいところです。

『1日に必要とされる野菜1/2が摂れるキムチ鍋』という名前通り、野菜はたっぷりなんですが、それに加えて肉も山盛り。家に常にストックしておきたいですね!」(上地シーブイエス氏)

「セブンの十八番“うま辛”が今月の新商品でも光ってました」(上地氏)

【採点】(★5が満点)
      おいしさ:★★★★★(5)
     野菜の旨み:★★★★☆(4)
  野菜のたべやすさ:★★★★★(5)
新大久保で店出せる度:★★★★★(5)

 3大コンビニ「1/2日分の野菜が摂れる◯◯」対決。上地氏にあえて順位をつけてもらったところ、1位セブンイレブン『1日に必要とされる野菜1/2が摂れるキムチ鍋』、2位ローソン『1/2日分の野菜が摂れるビビンパ丼』、3位ファミリーマート『1/2日分の野菜が摂れるちゃんぽん風スープ』という結果になった。

「病院などで“1日に必要な野菜はこれだけ!”と書かれたポスターを見ると、“そんなに食えねーよ”とげんなりするような量の刻みキャベツの写真が載っていたりしますが、実際にコンビニの新商品を食べてみると、1回の食事で2つこれらを食べたいぐらいどれもうまい。それで1日分の野菜が摂れるんだとしたらこんなに幸せなことはありません」(上地シーブイエス氏)

 コンビニ飯が“不健康”なんて時代はとっくに終わり。3大コンビニの新製品で、バランスの良い食事を心がけたいものだ。

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