川栄李奈
川栄李奈

 8月28日、吉岡里帆(25)の主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第7話が放送された。今回は川栄李奈(23)がメインの内容だったが、意外にも視聴者から好評だったようだ。

 同ドラマは、区役所の生活課に配属された、新人公務員の義経えみる(吉岡)が主人公。新人ケースワーカーのえみるが、生活保護受給者たちに寄り添い、苦悩しながらも成長していくという物語だ。

 今回の第7話では、えみるの同期のケースワーカー、栗橋千奈(川栄)にスポットが当てられた。頭脳明晰な千奈は、優秀すぎるがゆえに“できない人”の気持ちが分からず、人前で笑うことも苦手だった。

 千奈は、生活保護受給者の中林吉徳(池田鉄洋/47)を担当していたが、いっこうに求職活動をしないことを理由に、保護廃止につながる指示書を出す。その後、中林には識字障害があることが判明し、知らずに保護を打ち切りかけた千奈は、珍しくショックを受けていた。

 しかし翌日、完全に立ち直った千奈は、識字障害について猛勉強し、中林に障害者手帳を取得させるべく行動を開始。そして、障害に理解のある就職先を見つけるため、中林とともにハローワークに赴いたが、担当者の軽率な態度に激怒した千奈は、その場で担当者をののしってしまう。

 さらに千奈は、中林にも「障害者、障害者ってやめてくれよ!」「あんたが一番分かってないよ、俺の気持ち」と責められてしまった。

 その後、ハローワークからの苦情により、千奈は中林の担当を降ろされることになる。それでも千奈は、識字障害に関する資料を後任のケースワーカーのために用意し、ハローワークの担当者にも謝罪に行く。そこで担当者をののしったことは素直に謝った千奈だが、「中林さんにも自分に合った仕事を見つける権利があります」「今度いいかげんな態度を取ったら許しませんからね」と、自身の信念に基づいて言い切った。

 そんな千奈の毅然とした態度を、ハローワークに来た中林が偶然目撃。千奈の熱意に心を打たれた中林は、千奈を連れて本屋へと向かう。そこで識字支援用の“ひらがなドリル”を購入し、少しでも文字が書けるように勉強を開始するのだった。

 今回は、完全に川栄李奈がメインの回だったが、視聴者の評判は上々の様子。ネットでは「吉岡里帆がサブで良かった。川栄のほうが演技うまいんじゃない?」「吉岡里帆主役回よりも全体的に楽しかった」「いつもこのドラマは見ててイラっとするけど、今回はイラッとこなかった。川栄と吉岡の差なのかな?」など、川栄の演技を称賛するコメントが続出した。

「『健康で文化的な最低限度の生活』は、視聴率の面でかなり苦戦しています。初回こそ7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったものの、その後は5%台を推移。そして第5話、第6話ではついに4.8%、4.9%と、4%台にまで落ちこんでいました。しかし、川栄李奈をメインに据えた今回の第7話は5.3%と微増し、わずかですが復活の兆しが見えましたね」(テレビ誌ライター)――今後の巻き返しはなるか!?

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