トーレスと同じくスペイン元代表選手で、熱狂的な『キャプテン翼』ファンとして知られているのが、FCバルセロナから日本のヴィッセル神戸にやってきたアンドレアス・イニエスタだ。アニメに出てくる大空翼のユニフォームだけでなく、日向小次郎が着ていたシャツのレプリカをプライベートで着用。ヴィッセル神戸に入団後、作者の高橋陽一氏と対面し、イニエスタが描かれたサイン入りの絵をプレゼントされた。

 ヴィッセル神戸でイニエスタのチームメイトとなった、元ドイツ代表選手のルーカス・ポドルスキも、熱狂的な『キャプテン翼』ファン。すね当てやスパイクには、日向小次郎、大空翼が描かれている。

 フランス歴代最多得点を保持する元フランス代表のティエリ・アンリも、子ども時代から『キャプテン翼』のファン。『キャプテン翼』から大切なことたくさん学ぶことができたし、自分がプロのサッカー選手になれたのも「キャプテン翼」があったからだと語っている。

 また、元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロは、幼少の頃から『キャプテン翼』を読んでいて、2000年頃に作者の高橋陽一がヨーロッパを訪れた際も「読んでいましたよ」と声をかけたという。そんなデル・ピエロのブログには、高橋陽一氏から贈られたイラストを持って笑顔を浮かべる彼の姿が投稿されている。

 ほかにも、コロンビア代表選手のハメス・ロドリゲス、レアルマドリード所属のカリム・ベンゼマなど、名だたる有名選手が『キャプテン翼』ファンとして知られている。

『キャプテン翼』は世界各国で翻訳され、アニメ版は東アジア、東南アジア、南アジア、南米、ヨーロッパ、中東などで放送された。その影響力は図りしれず、イラク戦争の復興支援の際には、日本とイラクの友好関係をアピールする目的で給水車に『キャプテン翼』のイラストが描かれたという。

 フェルナンド・トーレス、ルーカス・ポドルスキ、アンドレアス・イニエスタなど世界的スターのプレイが日本で見られるのは、『キャプテン翼』のおかげだった!?

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