■森友学園と加計学園を一緒にしないでほしい

 諄子氏は、拘置所生活で初めて読書の喜びを知ったという。『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(森功/文藝春秋)を読んだときには、加計孝太郎加計学園理事長に対する憤りを記している。

〈加計の理事長さんも安倍さんも道楽息子で、本に記されている内容を読めば読むほど、本当にひどいと思った。あまりにも公私混同、身内びいき。ミャンマーで政府専用機に加計理事長を同乗させる“特別扱い”をするなんて……。(中略)誰々の息子だから、孫だからという肩書きが人の目をくらませる。本当に、豊かな時代には皆、逆の目で見たほうがよい。その人となりを見る心眼で、日々何を見て、何を思うか――。〉(18年2月23日「加計の理事長さんも安倍さんも道楽息子」より)

 加計問題について聞くと、諄子氏は「森友と加計を一緒にせんといてほしい。教育に対する姿勢がぜんッぜん違います!」と憤る。

泰「私も同じ気持ちです。加計さんは逃げ回ったあげく、大阪北部地震とサッカーW杯の狭間に地元でこっそり記者会見。しかも2時間前に告知して、地元記者クラブの記者しか入れなかったんでしょ。本当に男らしくない人です。僕は国会の証人喚問でウソいつわりなく証言しています。あれだけ国から補助金をもらったのだから(※)説明責任がある。武士道にも反してます」

諄「ゴルフに高級クラブ通いなんて、教育者とは思えません」

泰「時間が過ぎていくのをじっと待ってはるんやろうけど、国民は分かってる。為政者と仲良しやからって逃げられないよ」

※注=その後、10月7日に加計孝太郎理事長は記者会見を開いたが、あいまいな説明に終始し、問題解明にはほど遠いと批判された

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