■2位は同率で2曲がランクイン!

 続く第2位(10.5%)には、宇多田ヒカルの『花束を君に』とAKB48『365日の紙飛行機』が同率でランクイン。

 宇多田の『花束を君に』は、2016年度上半期『とと姉ちゃん』の主題歌。高畑充希演じるヒロインが、昭和期を舞台に、女性のための雑誌を作る出版社を設立し、天才編集者とともに雑誌『あなたの暮し』で一世を風靡するまでの物語だった。楽曲は配信でリリースされ、6枚目のアルバム『Fantome』にも収録された。

 AKB48の『365日の紙飛行機』は、2015年度下半期に放送された波瑠主演の『あさが来た』の主題歌。ドラマは、明治時代に活躍した女性実業家で教育者の広岡浅子の生涯を描いた小説『土佐堀川』が原作で、銀行や日本最初の女子大学設立に力を尽くすヒロインの姿を描いた作品。平均視聴率は23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、朝ドラの中で今世紀最高の視聴率を記録した。

 そして第1位(21.0%)に選ばれたのは、いきものがかりの『ありがとう』。松下奈緒が主演を務めた2010年度上半期『ゲゲゲの女房』の主題歌だ。同ドラマは、『ゲゲゲの鬼太郎』などの作品で知られる漫画家、水木しげるの妻、武良布枝による自伝エッセイが原案。戦後、東京の貧しい漫画家と結婚したヒロインの視点で、夫が困難を乗り越え、成功するまでの夫婦の軌跡が描かれた。『ありがとう』は、いきものがかりの18作目のシングルとして発売され、同曲が収録されたベストアルバム『いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~』は、売り上げ140万枚以上の大ヒットを記録した。  

『ゲゲゲの女房』『あさが来た』『あまちゃん』など、上位にランクインしたのは、視聴率も高く、ドラマも主題歌も、話題になったものばかり。朝ドラの主題歌は、ドラマのワンシーンを彩る大切な要素であるようだ。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

あわせて読む:
・『まんぷく』が『半分、青い。』よりはるかに“革命的な朝ドラ”である理由
・柄本佑&柄本時生「そっくりすぎる兄弟俳優」どっちがどっち?見分ける方法
・宮崎あおい主演『篤姫』は第3位! 過去20年放送の大河で一番好きだったのは?

  1. 1
  2. 2