川栄李奈
川栄李奈

 ツイッターに画像などを投稿すれば、すぐにネット記事になってしまう人気者の川栄さん。ドラマや舞台、映画、CMで大忙しの彼女が、初主演映画の印象的な出来事やプライベートだけでなく、恋愛事情まで話してくれた!

――今回、出演された映画『恋のしずく』で初主演を務められましたが、プレッシャーはありましたか?

川栄 特になかったですけど、本当に周りのキャストの方に主演というものを、自分が演じるキャラクターを作ってもらったと思っているので、共演者の方々にはすごく感謝しています。

――撮影は充実した時間だったんですね。

川栄 はい。ただ、私は人見知りなので一人でロケ地の広島に行って、共演者の方々と仲良くなれるのか、撮影前は不安でしたね。

――確かに、共演の方は、ほとんどが川栄さんより年上の方たちばかりでした。

川栄 そうなんです。でも、楽屋としてお借りした民家に炬燵があって、撮影初日から、そこでみんなとごはんを食べながらワイワイしていたらすぐに溶け込めて。今回、ご一緒させていただいた役者の皆さんは優しい人ばかりだったのでホントに救われた感じでしたね。

――それはよかったですね。映画は川栄さん演じる、ワインソムリエを目指す“日本酒嫌い”の女子大生・橘詩織を中心に話が進んでいきます。そんな彼女が、なぜか日本酒の酒蔵で実習を受けることに……。

川栄 ワインが好きな、ホントに普通の女の子である詩織もそうですが、私も日本酒の知識が全然なかったので、彼女が日本酒の蔵元を訪れて、日本酒造りを学んで理解していく様は私自身に重なりましたね。

――酒蔵での実習を通して詩織は日本酒の魅力に気づきますが、川栄さんはいかがでしたか?

川栄 やっぱり日本酒作りって、作り手の方の一つ一つの細かい作業があってすごく大変なんですよ。この映画に出演させていただいて、その辺のことを知ってからは、日本酒を飲むときにホント愛情を感じるようになりましたね。父親へのお土産に日本酒を買ったりとかもしました。

――なるほど。日本酒の原料となる酒米の稲刈りシーンや酒米を混ぜるシーンでは、ずっと中腰でしたが、キツくなかったですか?

川栄 大丈夫でした。詩織自身が稲刈りや酒米を混ぜる作業をやったことがなくて、下手という設定にも助けられましたけど(笑)。本格的に演じていたら、大変だったと思います。

――うまくいったんですね。さらには酒樽を担ぐシーンもありました。

川栄 あれは、すごく重かったですね(笑)。

――ということはホントに中身が入っていたんですね。

川栄 もちろん(笑)。十数キロはあったと思いますよ。

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