「僕たちは息をする」

手元の明かりと午前3時
生まれては消えて繰り返すもの
窓外明かりと午前7時
制服に着替え惰性だけの朝

「本当に言いたいこと」
あぁ長い言葉は上澄みのみ
理由のない現実で明日も明後日も

僕たちは息をする
高架橋下を駆け抜けて
それでも
僕のこと何もかも
わからないままで終わればいい

狭い広い教室午後12時
さんじゅういくつのあとができて
夕陽だけ眩しい午後4時30分
霞んだその色は照らさなくていい

「本当に思ってること」
あぁなんて知らぬ間に落ちた
何も変わらず昨日も一昨日も

僕たちは息をする
街灯の下を駆け抜けて
このまま
君のこと何もかも
わからないままで終わればいい

曇ったこのドアに
あぁ明日の星は数えられずに
煩く静かに崩れて死んでゆく

僕たちは息をする
どこを走っても変わらない
それでも
時間だけ進んでく
いつか追いつければいいのにな

終わりまであと少し
何処まで本当か教えないよ

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