最終的に離婚に至った夫婦と言えば、吉田栄作平子理沙も挙げられる。2人は97年に結婚したが、吉田がアメリカで俳優修行中だったため、入籍当初から日米で離れて暮らす別居婚をしており、吉田が帰国後も「恋人感覚を忘れないように」という理由で別の家で生活していた。そうした独自のスタイルで、18年も結婚生活を続けたが、その間には双方に熱愛報道が出るなどして、仮面夫婦と呼ばれていた。2人は、15年の12月に「互いの仕事や生活環境の変化に伴うすれ違い」を理由に、離婚した。

 独自のスタイルをキープしたまま、離婚することなく、結婚生活を全うした夫婦の筆頭は、やはり樹木希林内田裕也だろう。2人は結婚から約1年半で別居をスタート。45年間の結婚生活では、無断で離婚届を提出した内田に対して、樹木が離婚無効の訴訟を起こしたり、内田が交際女性への強姦未遂・住居侵入容疑で逮捕された後に樹木が妻として謝罪会見を開くなど、実にさまざまな試練が巻き起こった。

 しかし、樹木は亡くなる4か月前の18年5月に朝日新聞に掲載されたインタビューの中で、「大変な思いもしたけれど、ああいう人とかかわったというのは、偶然じゃないという気がしてきた」と述べ、死後は自分で購入した内田家の墓に入ると明かしていた。さらに「あの世では同居? そうね。でも骨だから。しゃべることはないから。ムカッとはしないでしょう」とユーモラスに語っていた。

 一度別居すると、一つ屋根の下に戻って結婚生活を継続するよりも、離婚に至る可能性のほうが高くなるという説もあるが、当事者同士や家族が、それで良しとしているのであれば、別居には何も問題はないのかもしれない。夫婦にはその夫婦にしか分からない機微や事情があるのだから……。

あわせて読む:
・広末涼子、米倉涼子…「バツイチVS再婚」芸能美女&女子アナ対決!
・檀れい“離婚”、黒木瞳“舞台降板”「元宝塚・月組」娘役トップたちの“不可解”な行動
・“竹林不倫”の秋元優里は今どこに? 2018年「お騒がせ女子アナ」事件簿

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4