小栗旬
小栗旬

 2018年4月、戦国武将・明智光秀を主人公とした2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の制作が早々に発表された。主演は長谷川博己。かつて大河ドラマの主演といえばスターの証、あらゆる俳優の憧れであり、いまだに目標としている俳優は多いだろう。そこで今回は、20~30代の若手・中堅俳優の中で、次に大河の主演を務める可能性のある人物を徹底予想してみたい。 

■小栗旬、佐藤健の2トップが有力 

 まず、筆頭は小栗旬。実は小栗、2018年の『西郷どん』(坂本龍馬役)で実に7度目の大河出演となる。しかも、芸能活動を始めてすぐの12歳のときに『八代将軍 吉宗』(1995年)、続けて翌年の『秀吉』に子役として出演しているというから驚きだ。まさに「大河ドラマの申し子」のような俳優である。 

「NHKはお気に入りの俳優をよく使う傾向にあります。実は6度目に『八重の桜』への出演が決まったとき、次は満を持しての主演だね……なんて噂されていたんです。だから『西郷どん』で、また脇として出演したのが意外でしたね。次こそは、主演の可能性が高いのではないでしょうか」(芸能関係者) はたして、8度目の正直なるか。 

 次に有力視されているのが、佐藤健。同局の朝ドラ『半分、青い。』での好演が記憶に新しい佐藤だが、意外にも過去の大河出演は2010年の『龍馬伝』のみ。たった一度ながら、残したインパクトがすごい。出演が発表された当時、「ミスキャスト」と批判の多かった“人斬り”の岡田以蔵役を見事に自分のものにし、前評判を覆すことに成功した。その後、実力派としての評価が高まり、現在の活躍につながっている。彼の俳優人生の転機となった作品ともいえよう。 

「佐藤はNHKでの実績こそ乏しいが、人気・実力ともに申し分ない。時代劇はむしろ得意分野といっていいでしょう。『半分、青い。』への出演は、大河主演への布石とも考えられます。長谷川博己のように朝ドラ(現在放送中の『まんぷく』)から大河(『麒麟がくる』)という流れもありうるのでは」(前出の芸能関係者)

 朝から夜へのシフトチェンジはいかに......。

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