■ポイントを多重取り

 さらに、第三の鉄則にもつながるが、ポイントを三重、四重に“多重取り”ができるかどうかも重要だ。

「カード会社が提携するガソリンスタンドやコンビニで支払うと、さらにポイントが追加されるんです。また、店舗によってはクレカ以外にも複数のポイントを付与してくれるところもあります。1回の買い物でポイントの五重取りも可能ですので、そういう店で買い物することも重要です」(前同)

 ローソン、昭和シェル、ケンタッキーなどで貯まるポンタポイント、TSUTAYA、ガスト、吉野家などで貯まるTポイントなど、クレカ以外のポイントも貯めることができるのだ。

■コンビニ、公共料金、携帯電話なども

 そして第四の鉄則。これが何よりも重要で、支払いをカードに集中することだ。「コンビニ、スーパー、家電量販店、飲食店など、今は多くの店舗でカード払いができます。また、ガス、電気、水道といった公共料金、携帯電話や保険料など固定の出費は、すべてカード払いに切り替えましょう」(同)

 さらに、“裏ワザ”もある。自営業者なら住民税をクレカ払いすることが可能。給料から天引きされるサラリーマンの場合はそうはいかないが、ふるさと納税を活用する手がある。納税の返礼品として、霜降り肉や缶ビールなど各自治体から豪華な特産品をゲットするのは、もはや常識。それをカード払いにすることで、さらに還元されるというわけだ。たとえば、『楽天ふるさと納税』というサイトから、楽天カードで「0」と「5」のつく日に納税すると、ポイントが多くつき、8%という驚異的な還元率が得られるのだ。

 さらに、別の裏ワザもある。村松氏がこう言う。

「僕の場合、飲み会の幹事を積極的に引き受けています。会費を参加者から現金で集め、僕がクレカで、まとめて支払うわけです。また、親戚や友人の買い物も僕のカードでさせてもらうんです。つまり、人のふんどしで相撲を取り、ちゃっかりポイントをゲットしようという作戦ですよ(笑)」

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