■安藤サクラが朝ドラを変えた!

『まんぷく』には実力派の安藤サクラが起用されたのだが、平均視聴率も高く、文句なしの成功。笑いも涙も振りまく安藤のあたたかい演技が『まんぷく』を見事なドラマに仕上げ、逆に100作目『なつぞら』にプレッシャーをかける結果になった。

 ちなみに『なつぞら』の後の101作目、『スカーレット』のヒロインは、こちらも30代の人気女優、戸田恵梨香(30)だ。朝ドラ“100作目”というアニバーサリー前だからこそ起こった安藤サクラの起用が、30代ヒロインという新潮流を生んだといってもいい。

 朝ドラはこれまで若手女優発掘の場だったが、今後は人気女優がその名を知らしめる場としても話題になるだろう。数年後、『まんぷく』が朝ドラの転換期だったという評価を受けても、おかしくはない。いずれにせよ、99作目の『まんぷく』で、ヒロインが安藤サクラだったことは、あまりにも大きな幸せだった。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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