■フジテレビが「女子アナ王国」として君臨

中村江里子(元フジテレビ/91年入社)
西山喜久恵(元フジテレビ/92年入社)
小島奈津子(元フジテレビ/92年入社)
菊間千乃(元フジテレビ/95年入社)

 花の3人娘の成功を足がかりに、フジテレビは1990年代から「女子アナ王国」を築くことに成功する。中村江里子アナは『とんねるずのみなさんのおかげです』の企画「愛のカイロプラクティック」のお色気たっぷりなアシスタントを務め、“ひな”のニックネームで人気を博した。西山喜久恵アナもバラエティ番組を中心に活躍し、癒やし系の雰囲気から、「お嫁さんにしたい女子アナ」の代表格に。フジアナの人気を決定的にしたのは、1994年にスタートした『めざましテレビ』。出演アナ同士がニックネームで呼び合い、身近な存在として老若男女から愛されるようになったのだ。小島奈津子アナや菊間千乃アナも、『めざまし』出演を機にブレイクしていった。

■TBSにアイドルアナが続々誕生

雨宮塔子(元TBS/93年入社)
進藤晶子(元TBS/94年入社)
木村郁美(元TBS/96年入社)

 1990年代、TBSの女子アナは、番組発信で次々とブレイクしていった。進藤晶子アナは『ランク王国』で披露したセーラームーンコスプレやパジャマ姿が男性ファンのハートを撃ち抜き、彼女がモデルを務めた番組テレカが10万円以上の値が付くほどの人気に。雨宮塔子アナは『チューボーですよ!』の初代アシスタントに起用され、女子アナらしからぬ天然キャラで大ブレイク。3代目アシスタントの木村郁美アナは、巨匠・堺正章にツッコミを入れるSキャラぶりが話題になった。

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