■将来の球界を背負うスーパールーキーたちに注目
そんな村上の同級生に、もう一人、天性のスラッガーがいることを忘れてはならない。日本ハム・清宮幸太郎(20)だ。「昨年、1年目で7本塁打を放ち、今季はさらなる飛躍が期待されていました。ただ、オープン戦で右手を骨折。残念ながら出遅れています」(前出のデスク)
調整を続けていた清宮だが、5月14日から2軍戦で復帰。打率は3割前後で、本塁打も放つなど、順調な回復ぶりを見せ、1軍昇格。「もともと清宮はパワーだけでなく、懐の深さも魅力。スラッガーとしての素質は文句なしですし、まだまだ成長も見込める。令和を代表する4番打者になるでしょう」(前出の記者)
そして、今年一番のスーパールーキー、中日の根尾昂(19)も、将来の球界を背負って立つ逸材だ。「開幕スタメンも期待されましたが、二度の故障が響き、いまだ2軍暮らし。打率も1割台と、やや苦しんでいますね」(球界事情通)
だが、それでも根尾の評価は揺るがない。「球団は、根尾を焦らず育てる方針。抜群の野球センスに加え、クレバーさも持ち合わせているあたりは、イチローによく似ている。彼のように高卒3年目くらいで開花して、いずれ世界を驚かす選手になってくれるのでは」(前同)
さらに根尾世代には、将来有望な超大型新人がまだまだいる。「根尾同様、甲子園の大スターだったロッテの藤原恭大(19)、日本ハムの吉田輝星(18)、広島の小園海斗(18)も、素質は申し分なし。数年後には、球界の顔になってくれると思いますよ」(同)
新たな時代を担うレジェンドの誕生を見守ろう!