シリーズ「アイドルと結婚できる職業」第1回 プロ野球選手
モーニング娘。の初期メンバーは今やほとんどが既婚者。AKB48のかつての神7もすでに3名が結婚した。乃木坂46の元メンバーの中にもウエディングベルを鳴らすメンバーが登場し始めている。
彼女たちがパートナーとして選んだ男を並べてみると、“握手会で知り合ったファン”というのは見当たらず、その職業にはある程度の傾向があることが分かる。世の中には、アイドルと結婚できるチャンスが大きい職業というのがあるようだ。
そこで、この連載ではアイドルとの結婚をガチで考えている方のために“どんな職業に就けばアイドルと結婚できるか”について、検証していきたい。
■銀座から六本木への移籍がアイドルとの接点!?
さて、連載第1回で取り上げる職業は、ベタに「プロ野球選手」である。最近では、源田壮亮(西武)と野球ファンとしても知られる元乃木坂46の衛藤美彩の熱愛が伝えられたが、昭和の時代から、プロ野球選手と女性タレントとのゴシップは決して珍しくなかった。
60年代後半に連載を開始した、劇画『巨人の星』(原作:梶原一騎、作画:川崎のぼる)にも、主人公の星飛雄馬が「オーロラ三人娘」というアイドルユニットのセンターメンバーと交際するという展開がある。
だが、長い間、結婚に至る例は少なく、本塁打王経験もある藤本勝巳(阪神)と当時25歳の島倉千代子(*)など数例に留まっていた。
ところが、80年代終盤から、プロ野球選手とアイドルや女子アナとの結婚が目立つようになってくる。
これには主に2つの理由が考えられる。
【理由1】各テレビ局がスポーツ番組のキャスター、レポーターとして女子アナウンサーや女性タレントを起用するようになった。
【理由2】プロ野球選手のプレイスポットが変化した。
2について補足すれば、かつて、稼いでいる選手の多くは、デカい襟のシャツに派手なブレザーを着て、銀座や赤坂、錦、北新地、中洲の高級クラブ(お姉さんが接客してくれる店)を夜の主戦場としていた。
ところが、80年代の選手たちは、当時流行っていたDCブランドのスーツを着て、六本木や西麻布のディスコ(当時はクラブより主流)やバーで遊ぶようになったのである。この現象から、球界と芸能界の合コンネットワークのようなものが構築されていったようだ。
こうして、プロ野球選手はアイドルとも女子アナとも結婚するチャンスが大きい職業になっていくのだ。