■1位は時代の狭間に生まれた名曲
そして第1位の栄冠に輝いたのは、『川の流れのように』。
1989(昭和64)年、美空ひばりの生前最後に発表されたシングル作品で、作詞はアイドルプロデューサーとして知られる秋元康が担当している。この年は昭和最後の年にして平成元年。昭和天皇の崩御が1月7日、同曲のリリース日は1月11日なので正確には平成の名曲ともいえる。美空ひばりも同年6月に52歳でこの世を去り、結果的にこの曲が遺作となった。美空の没後もシングルは売り上げを伸ばし、150万枚を超えるミリオンセラーを記録、同年末の第31回日本レコード大賞では金賞と作曲賞、美空には特別栄誉歌手賞が授与された。なお、2019年現在、売り上げは205万枚に達している。
以上が、昭和世代が選ぶ「令和時代に残したい昭和歌謡曲」のトップ3。なお、次点にはイルカの『なごり雪』が続き、他にもサザンオールスターズの『いとしのエリー』、海援隊の『贈る言葉』なども多くの票を集めていた。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/